月曜日の朝に、学校や仕事に行くのがつらいと思ったことはありませんか?楽しい休日が終わるのが寂しいのは仕方のないこと。誰でも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。この症状は、「ブルーマンデー」といわれています。
ブルーマンデーとは?
月曜日の朝がつらいという症状は世界的に広く認識されており、「ブルーマンデー」とよばれています。日本では、日曜の夜に明日のことを考えると憂鬱になるという意味で「サザエさん症候群」という表現を聞くことがありますが、似たような症状といえるでしょう。
誰しも、ブルーマンデーで月曜日の朝にスッキリ起床できない、日中にだるくなる、仕事に集中できないといった状態になることがありますが、ひどくなると本当に気分が落ち込んだり、体に不具合が生じたりということにもつながります。そこまで悪化する前に工夫をして、ストレスフリーな月曜日を送れるように改善したいものですね。そこで今回は、ブルーマンデーの原因や対策をご紹介します。
ブルーマンデーになってしまう主な原因
そもそも、ブルーマンデーの原因はどこにあるのでしょうか。その原因は下記の点にあると、一般的に言われています。
・休日から平日に移り変わる時に発生する「落差」
・仕事などの要因
・睡眠不足
・体の疲れ
ブルーマンデーを予防するには、これらを工夫・改善するのが効果的と考えられます。
これでブルーマンデーを乗り切ろう!有効な5つの対策
月曜日は毎週やってきますが、少しの工夫でブルーマンデーが改善する可能性があります。どれも難しいことではないので、できる範囲でぜひ実践してみてください。
1.日曜日の夜はゆっくり過ごす
週末にたくさん遊んでそのまま楽しい気分で寝てしまうと、平日との落差が生まれて月曜日の朝起きたときに憂鬱になってしまいます。日曜日(非日常)の夜は、月曜日(日常)に移る準備時間と考え、ゆっくり過ごして気持ちも体もリセットしましょう。
2.月曜日の朝食に自分の好きなものを用意する
朝起きるのが楽しくなるように、月曜日の朝食にいつもより特別なものを用意するのもおすすめです。さらに日曜日の夕食の量を少しだけ減らすことで、朝を空腹状態で迎えることができ、自然に目覚められるようになるでしょう。
ただし、毎週月曜日の朝に何かを習慣づけてしまうと、それがブルーマンデーの引き金になる可能性もあるため注意が必要です。
3.月曜日に重い仕事を入れない
月曜日から大変な仕事があると、日曜日に仕事のことを考えた時に憂鬱な気分になってしまいます。月曜日に避けられない会議がある場合は仕方ないですが、自分でコントロールできるのであれば、できるだけ重い仕事を月曜日に入れないようにするだけでも気分が変わるでしょう。
睡眠をしっかりとる
朝すっきり目覚めるためには、前夜しっかり睡眠をとっておくのが基本です。夜更かしをせず早めに寝床に入り、じゅうぶんな睡眠時間を確保します。夜中に暑さや寒さで目が覚めないよう、部屋の温度を調節しましょう。
4.体の疲れをしっかりとる
疲れが残ったまま月曜日を迎えると、体がだるいため気分も落ち込んでしまいます。 睡眠中に体の疲れをとるために、自分に合った高さの枕を用意し、正しい寝姿勢で眠れるよう寝具を工夫しましょう。正しい寝姿勢とは、まっすぐ立ったときと同じ姿勢と言われています。立った時と同じ背骨の形をキープできるようなマットレスがおすすめです。
まとめ:規則正しい睡眠生活と月曜日を楽しむ工夫を!
月曜日の朝に気が重くなってしまうのは仕方のないこと。それを少しでも改善できるよう工夫をして、環境を変えていきましょう。
なお、どんどん悪化していってしまう場合や、どうしても改善されない場合は、専門家に相談してみることをおすすめします。