ベッドやマットレスのサイズは、大きい方が寝心地がいいけれど、部屋の広さを考えるとコンパクトなものが理想。ベッドやマットレスを購入するとき、サイズ選びに迷うことはありませんか?
今回は、ベッドやマットレスのサイズの種類や選び方について詳しくご紹介していきます。これからマットレスを購入するという方は、ぜひ参考にしてみてください。
ベッドやマットレスのサイズとは?
ベッドやマットレスのサイズは、メーカーによって多少の違いはあるものの、大きく以下のように分類されています。
セミシングル・・・横幅80~85cm
シングル・・・横幅90~110cm
セミダブル・・・横幅110~140cm
ダブル・・・横幅140~160cm
クイーン・・・横幅160~180cm
キング・・・横幅180cm〜
長さは、どのサイズであっても195〜197cmが一般的で、これよりも長いものを使いたい場合は「ロングサイズ」を選ぶことになります。
ベッドやマットレスは大きければ大きいほど快適に眠れるでしょう。しかし、日本の住宅環境でクイーンサイズやキングサイズを使うと不都合が生じる場合も多いため、注意が必要です。主な注意点3つをご紹介します。
大きなマットレスを選ぶ時の注意点3つ
注意点1:処分時に搬出できるかどうか
マットレスを購入する時に忘れがちなチェックポイントが、処分などの際に搬出できるサイズかどうかという点。搬入時は購入した業者にしてもらえるケースが多いですが、搬出時は自力で行うこともあるため、自力で搬出できるか、扉から出せるサイズかどうかを事前に確認しておくことはとても重要です。
注意点2:寝室に合っている大きさか
日本の一般的な住宅では、クイーンサイズやキングサイズのベッドやマットレスを入れると、それだけで寝室の大半のスペースを占拠してしまう場合が多いというのが現状です。また、たとえ寝室に入りきるサイズを考慮して購入していても、通路を確保し忘れていたり、収納付きベッドの場合は引き出しを開けるスペースを考慮していなかったりすると、部屋がとても使いづらくなってしまうこともあるでしょう。導線などを考慮に入れ、できれば家具店などで専門家に一度相談してから決めることをおすすめします。
注意点3:シーツ替えや掃除の際に不便がないか
サイズが大きく重いマットレスを選んでしまうと、シーツ替えや掃除の際の負担が大きくなります。特に、ダブルサイズ以上のスプリングマットレスタイプの厚みのあるものはかなり重量がありますので、購入前によく検討しておきましょう。シーツ替えや掃除のときには、ベッドのまわりに人が立って作業をするスペースも必要です。
以上、大きいベッドやマットレスを選ぶ際の注意点を3つご紹介しました。なお、ダブルベッドでは狭いという場合は、クイーンサイズやキングサイズのベッドを置くのではなくシングルベッドなどを2つ並べて使うという方法もあります。これであれば模様替えや買い替えの負担も少なく、日頃のお手入れもとても楽になるでしょう。
最適なマットレスのサイズの決め方とは?
では、自分にとって最適なマットレスのサイズはどのようにして決めれば良いのでしょうか。3つのポイントをご紹介します。
寝返りを打つスペースが確保されていること
マットレスのサイズは、仰向けに寝たときに肩幅+30cm(左右に15cmずつ)以上のスペースが確保されているのが理想とされています。寝返りを妨げないサイズが必要です。
子どもと寝る場合は、少し大きめのサイズであること
子どもは寝ている間にとてもよく動きます。自由に動き回れるよう、少し大きめのサイズのものを選ぶのが理想です。
自分の身長よりも余裕のある長さであること
ベッドやマットレスを選ぶ際は、幅だけでなく長さもしっかりチェックしましょう。特に高身長の方は、マットレスから足が出てしまうと快適に眠ることができないため、ロングタイプで余裕のあるものを選ぶ必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
質の良い睡眠をとるためには、ベッドやマットレスのサイズ選びは非常に重要なポイントです。寝心地だけでなく、寝室の環境や生活スタイルなども考慮に入れて、自分に最適なサイズのベッドやマットレスを探してみてくださいね。