生まれてくる赤ちゃんへの期待でとても楽しい妊娠期。一方で、体調の変化などで戸惑うことがあったり、体型が変わることによって眠れなくなったり、寝ても寝ても眠気がとれなかったりといった睡眠に関する悩みが増えたりすることが多い時期でもあります。
今回は、妊娠中はなぜ眠くなりやすいのか、その原因と、適した寝室環境などについて紹介していきます。
妊娠中の眠気の原因は?
妊娠期は、体の変化によって眠くなりやすい傾向がありますが、その原因は様々。時期によって、また人によっても大きく違いますが、主に体型の変化や体調の変化、胎動による睡眠不足などが原因になっていることも多いです。
妊娠期の理想の睡眠のとり方
妊娠中の睡眠時間は、ふだん自分に必要な睡眠時間+1時間から2時間長めに確保すると良いとされています。寝ようと思ってもなかなか寝つけないことも多いかもしれませんが、体調を整えるためにもできるだけ早めに就寝し、睡眠をたっぷりとるのが理想です。
また、妊娠中期以降はお腹が大きくなってきて寝苦しくなったり、体のあちらこちらがつるため寝返りを打てなかったりいう睡眠トラブルを抱える人も増えてきます。寝姿勢については色々言われていることがありますが、要は自分が一番楽な姿勢をとることが重要。あまり深く考えず、自分に合う姿勢を見つけてみてください。
妊娠期に理想の寝室環境とは?
眠りが浅くなり、睡眠の質が低下しがちなこの時期には、環境を整えて少しでも長く眠りたいもの。一般的に良いと言われる寝室環境をご紹介します。
寝室の温度環境
寝室の温度や湿度を適切に保ちましょう。この時期は、色々な場所が圧迫されて血流が悪くなったり、様々な理由で体調が悪くなったり、普段よりも体が冷えやすくなりますったりします。暑すぎたり寒すぎたりということのないよう、自分に合った環境を整えましょう。また、特に冬は暖房によって乾燥しすぎることもあるため、加湿器や空気清浄機を使って適切な湿度を保つのもポイントです。
おすすめの寝具
お腹が大きくなってくると腰に負担がかかりやすくなります。また、体型や寝姿勢に変化があるため、いつもの敷布団やマットレスが合わないこともあるでしょう。敷布団やマットレスに腰が沈み込んでだるいと感じる場合は、高反発のマットレスパッドを使ってみるのもおすすめです。マットレスパッドは、いつものベッドマットレスの上に敷いて使う薄手のマットレスで、1枚敷くだけで腰の沈み込みを防いでしっかり支えます。価格も手頃なので、マットレス本体を買い換えるより気軽に試してみることができるでしょう。
1枚敷くだけで寝心地が変わる!マットレスの上に敷く高反発マットレスパッド
まとめ
妊娠中の眠気と睡眠についてご紹介しました。普段とは体型も体調も大きく変わるこの時期は、周りから色々な情報が入ってきて気になることも増えますが、一番大切なのは自分がリラックスして過ごすこと。睡眠不足でつらいときは昼間でも横になるなど、自分の体調にあわせて楽しく過ごしてくださいね。