秋は寒暖差が大きく、寝具選びが難しい季節。夜は比較的あたたかくても朝方には寒くなったりと一晩の間で気温が大きく変わることも多く、寒暖差に体がついていけないため体調を崩しやすい時期でもあります。
そんな秋の布団や寝具、どのようなものを選んでいますか?ここでは、寒暖差の大きい秋に対応できる便利な寝具をご紹介していきます。
秋に適した掛け布団はこれ!
寒暖差が大きく調節が難しい秋は、掛け布団選びが難しい季節です。夜中に暑くなって汗をかき、朝方に気温が下がって体が冷えて風邪をひくということも多いため、吸湿性や発散性の高い素材で布団の中の湿度を調節できる寝具が理想です。秋におすすめの掛け布団を4つ見ていきましょう。
1.二枚合わせ掛け布団
一枚で使ったり二枚で使ったりとその日の気温によって調節できる二枚合わせ掛け布団は、寒暖差のある秋にピッタリ。一年を通して使えるので、収納の場所を取らないという大きなメリットもあります。
2.羽毛掛け布団
羽毛は保温性が高いことで注目されている素材ですが、実は吸湿性・発散性が高く、汗をかいた布団の中の湿度を上手に調節してくれるという特徴を持っているのをご存知でしょうか。少し寒くなってきたら、羽毛掛け布団を上手に取り入れるのもおすすめです。
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3.真綿の掛け布団
真綿とは、蚕の繭(まゆ)を引き伸ばして綿のような状態にした素材。その真綿を使った掛け布団は、細い繭の糸が何層にもなっているいて空気をたっぷり含んでいるため、軽くて保温性が高いのが特徴です。吸湿性・発散性も高いため、布団の中が蒸れることもなくとても快適に眠ることができ、薄手なので秋など季節の変わり目に使うのにピッタリ。少し高価ではありますが、消臭効果も高いためにおいがつきにくく、ホコリが出にくいというメリットもあります。
4.天然素材の毛布
夏の間は片付けていた毛布、いつごろ出していますか?真冬になってから出すという家庭も多いと聞きますが、秋の早いうちに出しておくと色々な気温の日に活用できてとても便利です。天然素材のなかで最も一般的なウールの毛布は、吸湿性・発散性が高く、さらっとしていて快適に眠れるという特徴を持っています。
番外編:掛け布団カバーはダブルガーゼが理想
ガーゼは肌触りがやわらかく、通気性・吸湿性・速乾性にすぐれた素材として知られており、寝具やパジャマ、ベビー用品などによく使われています。ダブルガーゼはガーゼが二枚重ねになったもので、間に空気層があるため保温性にもすぐれています。
夏用寝具のお手入れ方法と注意点
秋になって、薄手の掛け布団や、シーツやタオルケットなどを少しずつ片付けはじめているという方も多いでしょう。汗をたっぷり吸った夏用寝具は、収納する前にきちんとお手入れをしておくことで次の夏まで清潔に保管することができます。
外せるカバー類は全て外し、布団もカバーも水洗いできるものは全て洗いましょう。湿気が残っているとカビの原因になるため、しっかり干して乾燥させるのがポイントです。家庭でお手入れが難しい場合は、布団クリーニングに出すのもおすすめです。
押入れなどに長く入れっぱなしにしておくと、湿気がたまりやすくなります。すのこや除湿シートなどを利用して、湿気をためこまないように工夫しましょう。
まとめ
あたたかくなったり寒くなったりと毎晩のように気温が変わる秋は、寝具を選ぶのがとても難しい季節。この季節を乗り切るためには、温度調節のしやすい掛け布団を選んで上手に対応するのがポイントです。ぜひ自分に合ったものを見つけてくださいね。