冬になって気温が下がると、布団が冷たいために目が覚めたり、寝ている間に風邪をひいていたり、知らない間に体が縮こまっていて朝起きると体のだるさを感じたり・・といった睡眠トラブルが生じやすくなります。しかし、冷えるからといって厚着をすると、体を動かしにくいためぐっすり眠れず、朝起きたときに肩や腰のだるさを感じることもあるでしょう。
この記事では、寒い冬でも快適に眠るための方法について紹介していきます。これから敷布団やマットレスの買い替えを予定している方も、そうでない方も、ぜひ自分に合った方法を見つけてくださいね。
夜の冷えはどこから来る?
窓から入ってくる冷気
窓際で寝ていると、寒い日は窓から冷気が入ってきます。ベッドを窓際に置いていたり、敷布団を窓の下に敷いていたりすると、夜中に気温が下がって冷気が入り、体を冷やします。
床から伝わる冷気
フローリングの部屋は床から冷えてきます。床に敷布団やマットレスを直接敷いていると、床から冷気が伝わってくることがあるでしょう。暖房をつけていても、あたたかい空気は上に上がってしまうため、床は冷えていることが多いです。
汗をかいて冷える
防寒をしすぎると、暑すぎて汗をかき、逆に体が冷えてしまうことがあります。厚着をしすぎて身動きが取りづらかったり、掛け布団や毛布があたたかすぎたりするときに起こりやすいです。
冷えを防いでぐっすり眠るための敷布団・マットレスの使い方・選び方
フローリングに直敷きなら、下に1枚敷く
フローリングの床に敷布団やマットレスを直接敷いている場合は、床の冷気が体に伝わらないよう工夫をしましょう。また、体温と床の温度差が大きいと、その温度差で敷布団・マットレスに結露が生じやすくなります。その場合は、フローリングと敷布団・マットレスの間に吸湿シートなどを1枚敷くだけでも緩和されるのでおすすめです。
湿気がこもらないタイプのマットレスを選ぶ
寒い季節は湿気のことを忘れがちですが、冬でも寝具はできるだけ通気性の高いものが理想です。
寒い季節でも、寝ている間に汗をかきます。通気性が低くこもるタイプの寝具を使っていると、布団の中の湿度が上がって汗をかき、朝方の気温低下で体が冷える可能性があります。通気性の高いマットレスや寝返りをうちやすいマットレスを選び、一箇所に熱や湿気がこもらないようにするのがおすすめです。
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保温性の高いシーツやマットレスカバーを選ぶ
冬におすすめのシーツやマットレスカバーは、あたたかくて肌触りのやわらかいもの。布団に入った時に「ヒヤッ」とした感じのない素材がおすすめです。
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布団乾燥機で寝具をあたためておく
お使いの布団乾燥機に「ふとんあたため」モードがついていたら、寝る少し前にセットして寝具をあたためておくと、眠りに入りやすくなるでしょう。ただし、寝具やシーツなどの材質によって布団乾燥機が使えない場合もありますので、必ず事前にチェックしてからお使いください。
ベッドは窓から離す
あなたのベッドは、部屋のどの位置に置かれていますか?もし窓際に設置されている場合は、窓から少し離れた場所への移動をおすすめします。インテリアや他の家具との兼ね合いでどうしても窓のそばになってしまうという場合は、窓の冷気を遮断するグッズを活用するなどの対策も有効です。
まとめ
冬の夜は、寝つけなかったり、寒さで目が覚めてしまったりしがちですが、寝具を工夫することであたたかく快適に眠れるようになります。あなたの部屋も、配置を一度見直してみませんか?