あなたのベッドは、寝室にどのように配置されていますか?
ベッドは寝室のなかでも大きな面積を占める家具。そのため、ベッドの位置が寝室のインテリアコーディネートにも大きく影響します。今回は、使い勝手が良く、さらに落ち着いてぐっすり眠れるのはどのようなレイアウトなのか、おすすめの寝室レイアウトについて解説していきます。
睡眠の質を考慮したベッドの配置
ベッドの向きや位置によって、寝心地や睡眠の質は大きく変わります。良質な睡眠をとるために考慮したいポイントと、良い場所の選び方をご紹介します。
ヘッドボードは壁側に向ける
一般的には、頭が部屋の中心に向くよりも、壁に向いている方が落ち着いて眠れると言われています。ヘッドボードを壁側にしてベッドを配置しましょう。また、ベッドによってはヘッドボードの裏側は綺麗に塗装されていないこともあるため、インテリアを考慮してもヘッドボードを壁側に寄せる配置がおすすめです。
エアコンの風が直撃しない場所を選ぶ
夏場にエアコンをつけたまま寝ることを考慮し、ベッドの場所を決める際は、エアコンの風向きを考慮して検討しましょう。エアコンの風に直接長時間当たり続けることは、だるさや頭痛の原因になります。部屋の都合でどうしてもエアコンの風が当たる場所にレイアウトせざるを得ない場合は、市販の風よけ板(風向き調整用ルーパー)をエアコンに取り付けることで風向きをかえることができます。
窓際以外の場所を選ぶ
冬になると、窓から冷気が入ってくるため、ベッドはできる限り窓から離れた場所にレイアウトするのが理想です。どうしても窓際以外が難しい場合は、カーテンを厚手のものに変えたり、冷気防止用のブロックパネルを設置したりいった工夫で冷気を軽減することができます。窓ガラスに貼る断熱シートなどを活用するのもおすすめです。
動線やスペースを確保したベッドの配置
ベッドの周囲にはスペースが必要です。ここでは、どこにどのようなスペースを確保する必要があるのか、それぞれの寝室事情にあわせた配置の仕方をご紹介していきます。
カビ防止のために、ベッドの側面は壁から少し離す
ベッドの側面を壁につけて設置すると、ベッドと壁の間にカビが生えやすくなります。側面を壁側にして設置する場合は、ベッドの側面と壁の間を少し空けておきましょう。また、部屋のすみにはほこりがたまりやすく、結露しやすいため、カビを防ぐためにこまめに掃除をしましょう。
通り道を確保する
ベッドのまわりには、通り道を確保する必要があります。一般的にはベッドの周囲には60cm程度以上のスペースが確保されているのが理想と言われていますが、使い勝手の良いスペースを自分で測ってレイアウトすることをおすすめします。
他の家具の使い勝手を考慮して配置する
ベッドの隣にタンスなどを置く場合は、引き出しや扉を開けるためのスペースが必要です。また、机やドレッサーなどがある場合は、椅子を引き出すことを考慮する必要があります。ベッドの配置は、他の家具の使い勝手も考えて決めましょう。
収納つきベッドの使い勝手を考慮して配置する
収納がついているタイプのベッドを使う場合は、収納を操作するスペースがあるかどうかを確認しましょう。特にベッドの下に引き出しがついているタイプの場合、引き出しのサイズが大きいため予想以上に広いスペースが必要になる可能性があります。収納つきベッドは省スペースで収納できるためとても便利ではありますが、部屋の広さや間取りによっては使い方が制限されてしまいます。これから購入する場合は、配置をしっかり考えてからベッドを選びましょう。
生活スタイルを考慮した配置
テレビがある場合はみやすいように配置する
寝室にテレビを設置している家庭では、ベッドに入ってテレビをみることが多いでしょう。レイアウトを決める際は、テレビの高さや向きとベッドの関係を確認しておきましょう。
ナイトテーブルを置くかどうかを事前に検討する
ナイトテーブルは、リモコン、メガネ、飲み物などを置いたり、読書灯を設置したりと、あるととても便利な家具の一つです。ナイトテーブルを置く場合も、他の家具の引き出しなどとの兼ね合いを考慮しましょう。
番外編:ベッドを買い換えるなら・・マットレスは高反発がおすすめ
ではここで、これからベッドを買い換えるという方におすすめのベッドマットレスをご紹介します。マットレスには色々なタイプがありますが、選ぶ際に最も重要なのは、体をしっかり支えて体圧を分散してくれるマットレスであること。寝心地がとても良くて反発力の高い、天然ラテックスのマットレスをおすすめします。ラテックスならではのやわらかさと弾力は、他のマットレスにはない感覚。ぜひお試しください。
まとめ
ベッドは、自分が落ち着いて眠れる配置を考えて設置しましょう。居心地の良い寝室にするためには、他の家具とのバランスや動線を考えてレイアウトするのがポイントです。