布団やマットレスの洗濯、どうしていますか?
実は、布団やマットレスのなかには水洗いできるものもあるのをご存知でしょうか。寝具は予想以上に汚れています。もし今使っている寝具が水洗い可能な製品なら、一度水洗いをしてみませんか?
布団・マットレスの水洗い方法
まずは、自分の使っている布団・マットレスの洗濯表示を確認しましょう。確認するポイントは、下記の5つです。
• 水洗いできるかどうか
• 洗濯機で洗えるかどうか
• 適した水温
• 干し方
• 乾燥機を使えるかどうか
水洗いできるものは、基本的には家庭でも洗濯可能です。家庭での水洗いの方法をご紹介します。
自宅の洗濯機で洗う
水洗い可能、洗濯機使用可能という洗濯表示がついていれば、自宅の洗濯機で洗うことができます。ただし洗濯機の容量によって洗える布団のサイズが限られるため、洗濯機の容量を確認しておきましょう。洗濯機の容量と、洗える布団のサイズの目安は、下記の通りです。
• 容量5kg程度:シングルサイズ肌掛布団程度まで
• 容量8kg程度:シングルサイズ掛布団、セミダブルサイズ肌掛布団程度まで
洗濯後は、乾燥機や浴室乾燥を使うと早く乾きます。外干しの場合は、季節や布団の素材によっては1日では乾ききらない場合もあるため、乾燥機や浴室乾燥を使っての乾燥をおすすめします。
自宅で手洗いする(敷布団 / 掛布団)
布団が洗濯機に入らないサイズであれば、自宅で手洗いするという方法もあります。手洗いの方法はいくつかありますが、便利なのはお風呂場を使う方法。浴槽の中に布団を入れ、水やお湯を入れて洗います。お湯を使う場合は、洗濯表示の水温も確認しておきましょう。
なお、洗濯機に入らないサイズの場合は脱水ができないため、洗濯後の乾燥に時間がかかる場合があります。
自宅で手洗いする(ファイバーマットレス)
ポリエチレンファイバーのマットレスは、シャワーをかけて水洗いすることができます。お風呂場などで水をかけて洗い、そのまま立てかけて干しておきましょう。浴室乾燥があれば、比較的早く乾きます。
コインランドリーを利用する
コインランドリーを利用したことはありますか?コインランドリーには大きな洗濯乾燥機があるため、布団の洗濯にはコインランドリーもおすすめです。コインランドリーの乾燥機は、強い熱風で洗濯物を一気に乾かすので、家庭用の乾燥機よりも乾燥時間が短くて済むという大きなメリットもあります。
しかし、マットレスは基本的にコインランドリーを利用することはできません。コインランドリーの機械を損壊してしまう可能性があります。
布団クリーニングを利用する
サイズが大きいため洗濯が難しい場合や、自分で洗う時間を取れない場合は、ふとんクリーニングを利用するのがおすすめです。ふとんクリーニングは各地のクリーニング店や宅配専門のクリーニング店で受け付けており、お店によっては次のシーズンまで保管してもらえるというサービスもあります。シーズン外の寝具を収納する必要がないので、とても便利でおすすめです。
家庭での水洗いのための事前準備と注意点
家庭で布団・マットレスを水洗いするにあたって、事前に準備するものと注意点をご紹介します。
準備するもの
布団・マットレスを水洗いする際は、下記のものを用意しておくと便利です。
• 寝具用洗濯ネット(洗濯機で洗う場合)
• 液体洗剤(粉洗剤は溶け残りがあるため液体洗剤が便利です)
なお、布団・マットレスを干して乾かすスペースを決めて洗濯前に準備しておくと、干すときに楽なのでおすすめです。
水洗いの注意点
水洗いをすると、側生地のツヤがなくなったり、水通ししていない側生地の場合は縮んでしまったりすることがあります。また、ちぎれた綿や羽毛が飛び出してしまい、かさが少し減ることもあります。布団・マットレスを水洗いする場合は、説明書に書かれている注意事項を必ず確認しましょう。
自宅での水洗いに便利なマットレスのご紹介
いま話題のポリエチレンファイバーマットレスは、シャワーの水で簡単に洗うことができます。素材の特性からダニが棲みつくことがないため、水洗いで汚れを落とすだけで綺麗に保てるというのが、このマットレスの大きなメリット。三つ折りタイプなら自立するので、干す場所にも困りません。カバーは洗濯機で洗濯可能です。
まとめ
布団やマットレスを綺麗に保つためには、水洗いが一番です。素材によって、自宅で洗えるものと洗えないものがあるため、まずはお手入れ前に洗濯表示や説明書の注意事項をしっかり確認しておきましょう。寝具は、自分が思っている以上に汚れています。しっかりお手入れをして、綺麗に保ちましょう。