寝具を購入する際、敷布団とマットレスのどちらを購入するか迷いませんか?
床に敷くかベッドにするか、そして床に敷く場合には敷布団にするかマットレスにするか等、選択肢が色々あるため、決めかねている方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、敷布団とマットレスの違いをご紹介します。
敷布団とマットレスはそれぞれにメリットがあり、価格も様々。自分の寝室に合ったものを選んでくださいね。
敷布団とマットレスの違い【用途】
まずは、敷布団とマットレスの違いを用途別に見ていきましょう。
敷布団
敷布団は、日本で昔から床の上に敷いて使われてきた寝具です。畳の上はもちろん、近年はフローリングの床に敷いて使われることも増えています。底つき感がある場合に、薄手のマットレスの上に敷いて使われていることもあります。昼間は押入れなどに収納してしまうため、部屋を広く使えるというメリットがあります。
マットレス(コイルタイプ)
中にコイルとよばれるバネが入っているタイプのマットレスは、昔からベッドマットレスとして使われています。厚さ20cmなど厚みがあり、コイルのタイプや本数、配置などは商品によって様々。重みのあるため、基本的にはベッドの上から動かさずに使われます。
マットレス(コイルのないタイプ)
最近人気のあるコイルのないタイプのマットレスは、厚さが5cmから15cm程度と、コイルタイプと比較すると薄手です。ベッドマットレスや敷布団として使われています。重くて持ち運びが難しいものはベッドマットレスとして、持ち運びが可能なものはベッドマットレスと敷布団のどちらにも使えます。
敷布団とマットレスの違い【素材】
次に、敷布団とマットレスの素材の違いをご紹介します。
敷布団
敷布団は、側地のなかに綿や羊毛などが詰め込まれた構造をしています。これまでは綿または羊毛単体で使われているものが主流でしたが、今は固い綿の上に羊毛を重ねるなど寝心地や機能性を高めた商品も多く登場しています。また、軽くてお手入れしやすいポリエステルの敷布団も人気が上昇しています。
マットレス(コイルタイプ)
コイルタイプのマットレスは、コイルが敷き詰められた上に薄いマットが重なった構造をしています。マットは、ウレタン、ラテックス、ポリエステルなど複数素材が用いられているものが多いです。
マットレス(コイルのないタイプ)
コイルのないタイプのマットレスは、主にウレタン、ラテックス、ポリエチレンファイバーなどの素材で作られており、素材により硬さなどが異なります。コイルのないタイプは、1枚もののマットレスに側地がカバーとしてついています。
敷布団とマットレスの違い【寝心地】
最後に、敷布団とマットレスの寝心地を比べてみましょう。
敷布団
敷布団は、ふっくらした感触の寝心地のものが多いです。ただし、固い床の上に敷いて寝るため、固いと感じたり、底つき感が気になったりすることもあります。
マットレス(コイルタイプ)
コイルタイプのマットレスの寝心地は、製品によって様々です。コイルがつながっていて面で支えるタイプ(ボンネルコイル)や、コイルが1つずつ袋に入って点で支えるタイプ(ポケットコイル)などがあります。一般的には、ポケットコイルは体がしっかり支えられ、隣の人の寝返りの影響も少ないため快適に眠れるとされています。
マットレス(コイルのないタイプ)
コイルのないタイプのマットレスは、大きく低反発と高反発の2種類があります。低反発マットレスは、体が沈み込んでフィットするやわらかい寝心地、高反発マットレスは、マットレスが体を押し返す硬めの寝心地です。一般的には、高反発マットレスは寝返りを打ちやすく、腰が沈み込まないため朝まで楽に眠れると言われています。
まとめ
敷布団とマットレスの違いをご紹介しました。寝室環境や寝心地の好みによって合う寝具は異なりますが、おすすめは、体がしっかり支えられて寝返りを打ちやすいマットレス。寝疲れすることなく、朝までぐっすり眠れると人気があります。やわらかい寝心地と反発力の高さをあわせもち、抗菌防臭性能の高いラテックスマットレスなども人気があります。