「もっと時間が欲しい…」と思ったことは誰しもあるはず。時間は増やせませんが、短時間睡眠を習得すれば、活動時間を増やすことはできます。そこで今回は、正しく短時間睡眠を行うコツと注意点についてご紹介します。
短時間睡眠は、活動時間を大幅に増やしてくれる?
短時間睡眠と聞くと、どのようなことを思い浮かべますか?「寝不足」「体調を崩す」といったネガティブなイメージですか?短時間睡眠は、決して「無理やり起きて活動時間を増やす」ものではありません。短眠に関する方法論はいくつもありますが、まず大前提として覚えて欲しいのが「自分に合った、健康を害さない方法を試す」ということです。あくまでも、自分にとって必要な睡眠時間はきちんと確保するのが大前提です。
短時間睡眠で気をつけないといけないこととは?
短時間睡眠は、活動時間を増やすことができる夢のような方法論です。しかし、無理は禁物。いきなり睡眠時間を減らす、眠いのを我慢するなどすれば、良い結果を生まないでしょう。ここでは、短時間睡眠で気をつけるべき点を書いていきます。
いきなり睡眠時間を減らさない
急激に睡眠時間を削ると、体に大きな負担をかけます。例えば、7時間睡眠の人が急に6時間睡眠にしたら、頭で理解しているつもりでも体が追いつきません。最初のうちは気合いや根性でなんとかやり過ごせたとしても、徐々に不慣れな状態が続いて疲労が蓄積してしまうでしょう。7時間睡眠の人であれば、6時間50分、6時間40分と10分単位で減らしていく方法がおすすめです。
睡眠の質を下げる行動や習慣をやめる
短時間睡眠とは、単に睡眠時間を削り、活動時間を増やすというだけのものではありません。時間を短くする分、睡眠の質を高く保つことは重要なポイント。そのためには何をすれば良いか、紹介していきます。
眠気スッキリ!!質の良い睡眠を確保できる短眠法5つ
短時間睡眠を習得できるかどうかは、いかに質の良い睡眠を確保できるかにかかっています。睡眠の質が高ければ、たとえ睡眠時間が短くても、睡魔に襲われることなく高いパフォーマンスのまま1日を送ることができるでしょう。質の良い睡眠を確保できる短眠法について5つまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。
1.起きる時間を一定にする
起きる時間を決めることで、体内時計を崩すことなく一定に保つことができます。体内時計が正常に保たれていれば、日中眠気に襲われたり、体調を崩したりする可能性が低くなるでしょう。
2.就寝3時間前には食事を終えておく
食後は消化器官が活発に動いているため、食べてすぐに寝ると眠りが浅くなってしまう可能性があります。就寝の3時間前までには食事をすませておきましょう。
3.屋外で適度な運動を行う
ストレスを抱えていると寝つきが悪くなり、質も低下してしまいます。ストレスを解消するためにも、日頃から適度な運動を行いましょう。運動には、セロトニン神経を活性化し、睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンの分泌を促進することができるというメリットもあるのです。
4.ぬるま湯に浸かる、ストレッチ等で体を温める
体温と睡眠のリズムとの間には関係があります。短い睡眠でもスッキリ目覚めたいのであれば、体温を上手に利用して眠ると良いでしょう。体の内部温度が低くなるときが、最も寝付きやすいタイミングです。ぬるめのお湯に入る、ストレッチをするなどして体を温めると、手足の表面から熱が放射されやすくなり、それによって体の内部温度が低くなるため眠りに入りやすくなるのです。
5.上手に仮眠の習慣を取り入れる
短時間睡眠を習得するまでは、睡眠時間を削りすぎて睡魔に襲われることがあるかもしれません。そのような場合は、無理せず体を慣らしていくためにも、仮眠を上手に取り入れましょう。仮眠の適切な時間は15分から20分間で、それ以上になると逆効果です。気をつけましょう。
まとめ:短時間睡眠を身につけることは、習慣を変えるほどの大きな変化である
いかがでしたか。睡眠のリズムは習慣の積み重ねで形成されているもの。短時間睡眠は、決して一朝一夕で身につくものではありません。無理に睡眠時間を削ってしまうと、健康を害する可能性もあります。正しく自分に合った方法で短時間睡眠を習得していきましょう。