2021.06.14

枕はどのように選んだらいい?寝具のプロが解説します

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枕を正しく選ぶことの重要性

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人間は人生の3分の1を寝て過ごします。寝具にはこだわりたいところですが、枕が合わなくて悩んでいる方は多いです。なぜなら、寝姿勢によって頭と首は不安定になりやすいからです。合わない枕を使っていると、寝るときに不自然な体勢になり、頭痛や肩こり、寝違えなどの原因になるかもしれません。

でも枕にはたくさん種類があり、どれを選べばいいのかよくわかりませんよね。枕には高さ、大きさ、素材、形の4つの軸があり、これらを総合して選ぶことが大切です。この記事では寝具専門ブランドのライズTOKYOが枕の選び方を解説します。

枕選びのコツ

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自分に合った枕を見つけるためには、枕の選び方に注意しなければいけません。快適に睡眠するための枕選びのコツをご紹介します。

高さによる選び方

枕選びでも高さは重要です。立った状態で人間の背骨は横から見るとゆるやかなS字のカーブを描いています。また、首の骨はゆるやかに湾曲していてバネのように頭を支えています。寝るときにこの背骨のS字カーブや首のカーブが崩れたままにしてしまうと、肩こりや寝違えの原因になります。枕を含む寝具全般はこの身体のカーブを自然に保つために存在します。

枕は身体の中でも首から肩にかけてのカーブを自然に保つ役割をします。そのためには首のカーブの深さにぴったりと合う枕を選ばなくてはいけません。カーブの深さは体格や身体的な性別によって違ってきます。また最適な枕の高さは寝るときの姿勢によっても違ってきます。寝るときの姿勢とは仰向けか横向きかです。

大きさによる選び方

枕を選ぶときは大きさも1つの基準です。最適な枕の大きさは基本的には身体の大きさに比例すると考えてください。それに好みの問題もあります。ゆったりと寝るのが好きな人は大きめの枕を選ぶと良いでしょう。一方で、部屋があまり広くない人はあまりにも大きすぎる枕は圧迫感があるかもしれません。

また、あまり一般的でないサイズの場合、デザインや素材のバリエーションが少なくなるデメリットがあります。やはりたくさんの人が使用している標準サイズが最もたくさんのバリエーションがあります。

素材による選び方

枕の中身の素材と言えば昔はそばがらとビーズくらいしかありませんでした。しかし、これらの素材はフィット感がいまひとつなので、その後たくさんの素材が登場しました。現在は枕の中材は種類が多く、数十種類あります。もちろん人によって合う素材は異なりますが、最近はフィット感のある素材が人気です。

また、昔からある素材は中身を洗いにくい製品が多いのもデメリットでしょう。最近は衛生観念が向上し、中身を丸洗いできたり、抗菌作用のある素材も出てきたりしています。特段の理由がなければそのような新しいタイプの素材を選ぶとよいでしょう。

高さによって選ぶ

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枕選びをする上で、「枕の高さ」はとても大切な要素となります。自分に合った枕の高さをどのように判断するべきかご紹介します。

仰向けか横向き寝かによって変わる

寝るときの姿勢が仰向けか横向きかによって最適な枕の高さは変わってきます。多くの枕は仰向けを前提に作られていて、横向きに寝ると低すぎます。

低い枕で横向きに寝ると、不自然に首が曲がったり背骨が曲がったりして頭痛や肩こりの原因となります。特にいつも横向きで寝る人や頻繁に寝返りを打つ人、寝相が悪い人は横向き対応の枕を考えたほうが良いと思われます。

また、いびきでお悩みの方や、睡眠時無呼吸症候群の方は治療の一環で横向きに寝ることを推奨される場合があります。その際にも横向き寝に対応した枕が必要になるでしょう。

これは「形」のセクションでも説明しますが、枕によっては中央部分と端で高さが異なる製品も売られています。これは横向き寝対応の枕です。中央部分では仰向けに寝て、横向きに寝るときは端を使います。いつも横向きに寝る人は横向き寝対応の枕を選ぶと良いでしょう。

大柄か小柄か、体格によっても変わる

日常的に運動している方、筋肉質な方、身長が高く大柄な方は高い枕のほうが合う傾向にあります。逆に痩せ型の方や小柄な方は低い枕のほうが合う傾向にあります。当然ながらお子さまは低い枕のほうが合うでしょう。

なぜ身体の大きさによって最適な枕の高さが違うのでしょうか。それは人間の身体の構造が関係しているからです。先述したように人間の背骨はゆるやかなS字のカーブを描いています。そのS字カーブの頑丈さと体格の良さは比例する傾向にあります。がっしり体型で身体が頑丈な人はS字カーブも崩れにくく、痩せ型であまり身体が強くない人はS字カーブも崩れやすいです。したがって、S字カーブが崩れにくいがっしり体型の人は高い枕、S字カーブが崩れやすい華奢な体型の人は低い枕がおすすめです。

身体的な性別によっても変わる

人間は身体的な性別によっても身体のつくりが違うため、合う枕の高さも違う傾向にあります。一般的には男性のほうが首のカーブが深い傾向にあります。首のカーブが深いと仰向けに寝たときに首とマットレス の間に大きな隙間ができやすくなります。このような姿勢で眠ると気道が狭くなりやすく、いびきの原因になります。いびきに悩む男性が多いのはそのためです。

いびきは悪化すると睡眠時無呼吸症候群に繋がる可能性もあります。したがって、男性は深い首のカーブに合うように高くて硬めの枕を選びましょう。

逆に女性は首のカーブが浅い傾向にあります。したがって、高さが低めであまり大きすぎない枕を使うと合いやすいです。高すぎる枕を使うと首に負荷がかかり肩こりや寝違えの原因になりやすいです。

大きさによって選ぶ

image5 135 枕には大小さまざまなサイズが存在しています。大きさによって、それぞれ向いている人が変わります。

日本人の普通体型に合うサイズ

枕は43×63センチメートル程度の大きさが、最も多く一般に流通しているサイズです。こちらは日本人の標準的な体型を基準としています。したがって、商品のラインナップも一番多く、さまざまなデザインの中から好きな物を選べます。標準体型の日本人や女性にはこのサイズがおすすめです。

寝返り時の動きが大きい人は一回り大きい50×70センチメートルのサイズを検討したほうが良いかもしれません。なぜなら、このサイズはあまり大きく動かないことを想定していて、寝返りの動きが大きいと頭から外れてしまうからです。

ゆったり寝たい人のための大きなサイズ

ゆったり寝たい人や、大柄な人は、大きめの50×70センチメートル程度がいいでしょう。こちらはホテルでよく使われるサイズです。このサイズも種類が豊富で、枕カバーもたくさんラインナップがあります。頭だけでなく肩までを包み込むように支えてくれるのでゆったりとした寝心地を楽しめます。ホテルの枕が寝やすいと感じる方はこちらのサイズを選ぶと良いでしょう。

寝返り時の動きが大きい人向けのサイズ

寝返り時の動きが大きい人には43×90センチメートルのロング枕サイズがおすすめです。奥行きは標準サイズと同じですが幅が広く、大きく寝返りを打っても頭が枕から外れにくくなっています。

2人で一緒に寝る場合のサイズ

43×120センチメートルの2人用の枕もありますが、こちらを日常的に使うのはあまりおすすめできません。先述したように最適な枕の高さは人によって違うため、それぞれが最適な枕を買ったほうが良いと思われるからです。寝相が悪くて枕から頭が外れてしまう人にはおすすめですが、2人で眠るときに使うのはおすすめできません。

小柄な人におすすめのサイズ

昔の枕は35×50センチメートルでした。今はあまり流通しなくなっていますが根強い人気があります。昔の日本人の体格に合わせたサイズなのでコンパクトで使いやすいです。小柄な人や女性、お子さまにもおすすめです。

お子さまにおすすめのジュニアサイズ

お子さまには26センチメートル×45センチメートルの子供サイズの枕がおすすめです。枕は体格に合わせたサイズでなければならないので、お子さまにはお子さま用の枕を用意するべきです。お子さまにとって睡眠は心身の疲労を回復し、翌日のパフォーマンスをアップさせる重要な働きがあります。眠っている間に出るさまざまなホルモンの作用で骨や筋肉、脳を育てます。お子さまはすぐに大きくなりますが、将来を考えて、お子さま専用のサイズの枕を用意しましょう。

素材によって選ぶ

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寝心地や衛生面を大切にするためにも、枕購入時には素材も確認する必要があります。市販の枕にはどんな素材のものがあるのかご紹介します。

天然ラテックス

ラテックスは天然ゴムの一種です。ゴム製の枕というとあまり想像がつかないかもしれませんが、もっちりした柔らかさで高反発の素材です。クッション性に優れ、圧力をしっかりと分散します。

特徴的な点は衛生面です。天然ラテックスは自然の抗菌作用があることがわかっています。したがってカビやダニが発生しにくいです。しかしながら、ラテックスにもアレルゲンが含まれているため、ラテックスアレルギーの方は絶対に選ばないほうがいいでしょう。また、ラテックスアレルギーでない人も、インナーカバーでラテックスが包まれた枕を選ぶべきです。

3次元構造高反発ファイバー

3次元構造高反発ファイバーはポリエチレン製の極細の繊維を立体的に編み込んだファイバー構造の素材です。質感は硬めで弾力性が強く高い反発力を持ちます。特徴的な点は強い耐久性。長期間使ってもへたりにくいです。高密度に編み込まれた高反発ファイバーは圧力に強く、5〜6キログラム以上ある重い頭を支え続けてもほとんどへたりません。

また、丸洗いできるのも大きな特徴です。ポリエチレン製ファイバーのため、水を中まで通しすぐに乾燥します。よって湿気やハウスダスト対策にもなります。

汗っかきの方、湿気の多い家に住んでいる方、寝ているときに空調を付けたくない方におすすめです。

低反発ウレタン

少し昔に流行った素材です。沈み込むようなフィット感を得られますが、こちらの素材はおすすめしません。なぜなら頭を乗せると沈み込むため、高さが大きく変わってしまうからです。枕は高さがきっちりと合っていないと体調不良の原因となります。

また、通気性が悪く、丸洗いできないのもデメリットです。枕は湿気がこもりやすくダニが湧きやすいので、丸洗いできない素材を選ぶのはおすすめできません。

枕の素材としては低反発ではなく高反発で衛生的な素材のほうがおすすめです。

羽毛

羽毛は昔から高級な素材として人気がありました。しかし、高反発ファイバーやラテックスのような新しいタイプの素材と比べると枕の素材としては劣ると言わざるを得ません。なぜなら羽毛の枕は柔らかすぎるからです。さまざまな科学的研究により、枕はしっかりと頭と首を支える高反発なもののほうが良いとわかってきました。

また、羽毛は鳥の羽であるため、独特のにおいがします。それを不快に感じる人もいるようです。動物アレルギーや羽毛アレルギーの原因になることもあります。

ビーズ、そばがらなど

ビーズやそばがらは昔ながらの枕の素材です。子どものころに1度はこれを使って寝た経験があるのではないでしょうか。現在でも根強い愛好家はいますが、やはり高反発ファイバーやラテックスなどの新しい枕の素材には劣ります。ビーズの場合は通気性、そばがらの場合は衛生面が十分ではありません。

特にそばがらは製造時の消毒が不十分だと虫が湧いてしまったり、湿気が溜まってしまったりするので注意が必要です。また、そばがらは水に濡れると腐ってしまうので、丸洗いできないのもデメリットです。

自分に合った枕をライズTOKYOで選ぼう

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ライズTOKYOでは天然ラテックスと3次元高反発ファイバーの枕をご用意しております。これらの枕は高反発性を持ち、適度な弾力と反発でお客様の頭と首をしっかりと支えます。また自分に合った高さに調節することも可能な調整シート付きとなっています。ライズTOKYOの枕の詳細は次のページをご覧ください。

https://www.risetokyo.jp/c/pillow

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