2021.12.02

低反発マットレスって何?メリット・デメリットや高反発との違いを解説

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低反発マットレスについて知って正しいマットレス選びを!

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質の良いおやすみ時間をサポートする正しいマットレス選びのために、基本的な知識を身につけておきたいもの。
低反発マットレスを使用することには多くのメリットがありますが、使用する人によってはデメリットとなるポイントもあります。

また、低反発のほかに「高反発マットレス」と呼ばれるものもあります。
それぞれマットレスの特性が異なるため、自身の好みや体調、睡眠環境などにあったものを選択することが大切です。
ここからは低反発マットレスの特性について紹介します。

低反発マットレスとは何か?

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低反発マットレスとは、寝た時に身体を包み込むような柔らかさがあるマットレスのことです。
指で押した時にじわっと沈む感触があります。
押した部分は深く沈み、時間をかけてゆっくりと元に戻ります。
この柔らかい寝心地が、低反発マットレスが好まれる理由のひとつです。
なお、低反発とは、柔らかく押し戻す力が弱いことを意味します。
一般的に低反発マットレスに使用されている素材は「低反発ウレタン素材」です。
メーカーによって使用する素材や比率が異なるため、低反発マットレスと呼ばれる商品の中にも柔らかさに違いがあります。

消費者庁ホームページによると、110ニュートン以上はかため、75ニュートン以上110ニュートン未満は普通、75ニュートン以下は柔らかめと定義されています。
この基準からすると、75ニュートン以下のマットレスが低反発マットレスと理解することもできますが、実際にはこの数値に関係なく商品名が付けられている場合もあります。
数値は購入するときの目安のひとつとするとよいでしょう。

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低反発マットレスのメリットは?

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低反発マットレスには、次の4つのメリットがあります。
1. 体の個人差に合わせやすい
2. 体圧分散性が高い
3. 寝心地が柔らかい
4. 冬は温かい

それぞれのメリットを詳しく解説します。

1.体の個人差に合わせやすい

低反発マットレスは、体型や体重に合わせた沈み方をすることが特徴です。
そのため、どんな体型の人でも、気持ちの良い寝心地を感じることができます。

2.体圧分散性が高い

体圧分散性の高さは低反発マットレスの大きな特徴のひとつです。
体圧分散性とは、睡眠中に身体の特定の部位に集中して負荷がかからないようにする構造のこと。
人間の身体は湾曲しており、部位ごとの重さも違います。例えば硬い床のような場所で眠ると、腰など一箇所に身体の負荷が集中することになります。

低反発マットレスは、身体にフィットして支えるため、体圧を全身に散らして一箇所に負担を集中させることを避けることができます。

身体の特定の部位に負荷をかけない寝姿勢をサポートするためには、体圧分散性と共に押し返す力である反発弾性も必要です。
低反発マットレスは体圧分散性に優れていますが、その一方で反発弾性が弱いという側面もありますので、両方のバランスを検討すると良いでしょう。

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3.寝心地が柔らかい

低反発マットレスは、包み込まれるような柔らかい寝心地が特徴です。体型に合わせてフィットするため、誰が寝ても自分専用のマットレスであるような寝心地を味わうことができます。
横向きに寝ても、肩や腰だけでなく体の凹凸にもフィットして支えられるため、柔らかさと安定感を同時に感じられます。

「ふわふわとした柔らかい寝心地が好み」という人には大きなメリットと言えるポイントです。

4.冬は温かい

低反発マットレスは温かいというのもメリットのひとつとなります。
高いフィット感があるため、身体の熱を逃さず蓄積することができるのが保温性の理由です。
また空気を通しにくいため、保湿性もあります。
低反発マットレスは、冬場や冷え性の人の寒さ対策に適していると言えるでしょう。

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低反発マットレスのデメリット

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低反発マットレスにもデメリットがあります。
合わない人が使用するとデメリットになり得るのは次の4つの点です。
1. 通気性が悪く蒸れやすい
2. 気温により柔らかさが変わる
3. 耐久性が低くへたりやすい
4. 沈みこんでしまう寝心地
ひとつずつ詳しく解説していきます。

1.通気性が悪く蒸れやすい

保温性・保湿性に優れている点は低反発マットレスのメリットでもありますが、反対に蒸れやすいというデメリットにもなります。

低反発マットレスに多く使用されているウレタンフォームは、ウール綿やコットン綿と違い吸湿性がありません。
フィット性も低反発マットレスのメリットではありますが、身体に密着して体温や湿度を逃さないという特性があります。
そのため、暑がりな人、汗っかきな人が使用すると、低反発マットレスの寝心地は不快に感じるかもしれません。

2.気温により柔らかさが変わる

低反発マットレスの素材に多く使われているウレタンフォームは、気温の影響を受けやすいという特性があります。
気温が高い時には柔らかくなり、気温が低い時には硬くなるというように、硬さが安定しないのはデメリットと言えるポイントです。

冷房や暖房によって室温を常に一定に保っているという場合には大きな問題にならないかもしれません。
しかし、季節によって寝心地が変わってしまう可能性があるというのは購入時に検討すべき大切な点と言えるでしょう。

3.耐久性が低くへたりやすい

低反発マットレスは反発性が低いためへたりやすい、という弱点もあります。
体重をかけた部分がゆっくりと元に戻るというのが低反発マットレスの特徴ですが、へたってくると凹んだ部分が戻らないという状態になります。

低反発マットレスの寿命は、各商品の品質、使用頻度や手入れの方法によっても異なるため一概には言えませんが、安価で質の悪いものを購入すると半年から1年でへたってしまう場合もあるようです。

一度へたってしまったウレタンフォームを家庭のお手入れで再生させることはできません。へたってしまい厚みが均一でないマットレスを使い続けると、寝姿勢の歪みに繋がり首の痛みや腰痛を引き起こしかねません。
低反発マットレスの購入時には、耐久性が低く長く使えない可能性があるということは念頭に置いておくと良いでしょう。

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4.沈み込んでしまう寝心地

低反発マットレスの包み込むような寝心地が好みという人もいますが、人によっては沈み込んでしまい寝心地が悪いと感じる人もいます。
また低反発マットレスは身体の重さを押し返す力が弱いため、寝返りが打ちにくいという特性もあります。
寝返りを打ちにくいため長時間同じ姿勢となり、肩こりや腰痛の原因となってしまう場合もあると言われています。

低反発マットレスと高反発マットレスの違いは?

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低反発マットレスのメリットと、デメリットを解説してきました。
低反発マットレスの特徴は、包み込む柔らかさと反発力の低さです。
それに対し高反発マットレスは沈み込みすぎない反発力の高さを特徴としています。
指で押してみたときの感触は、低反発マットレスの場合はじわじわと沈んでいくのに対し、高反発は「ポン」と押し返すような感覚があります。
では、2つの違いについて詳しく解説します。

体圧分散性

低反発マットレスは、身体の凹凸に沿ってゆっくりと沈み込み、体圧分散性に優れていますが、反発弾性が低いため、腰部分など身体の一部に負担がかかりやすくなります。
一方、高反発マットレスは、全身をバランス良く支える力強く、体圧分散性にも優れているので、睡眠中も自然な寝姿勢を保つことができます。

寝心地の良さ

低反発マットレスは、ふんわり包み込まれるような寝心地が魅力です。
高反発マットレスは、反発力が高いため、固めの寝心地のものが多いです。

寝返りのしやすさ

低反発マットレスは、全身が沈み込んでしまうため、寝返りを打つのに力が必要です。
高反発マットレスは、反発力と弾力性が高いため、身体の一部が沈み込んでしまうことがなく寝返りがしやすいのが特徴です。

寝ている時の蒸れにくさ

低反発マットレスの中材として多く使用されている低反発ウレタンフォームは、身体の凹凸にぴったりフィットして沈み込みながら支えるため、どうしても熱を逃しにくく、蒸れにくくなります。
一方、高反発マットレスの中材には、高反発ファイバーやデザインカットされた硬質ウレタンフォーム、ポケットコイルなど通気性が良い素材が多く、蒸れにくいのが特徴です。

水洗いできるか

低反発マットレスの中材は洗えませんが、高反発マットレスの中材である高反発ファイバーと、無膜ウレタンフォームは水洗いすることできるため清潔な睡眠環境に役立ちます。

クリーニングできるか

低反発マットレスも、高反発マットレスも、どちらもクリーニングに出すことはできませんが、カバーだけ取り外して洗えるタイプや、上述の高反発マットレスのように、洗える中材もあります。

ここまで低反発マットレスと高反発マットレスの違いを紹介しました。
最後にそれぞれのマットレスの使用に向いている人をまとめて解説します。
ご自身がどちらに当てはまるか、検討の参考にしてみてください。

低反発マットレスに向いている人

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低反発マットレスの使用に向いているのは次の人です。

ふわふわの柔らかい寝心地が好きな人

低反発マットレスは柔らかい分、体が沈み込みやすく寝返りが打ちづらくなります。そのため、腰痛などの悩みがない人に向いています。

体重が軽い人

体重が50kg以下で、筋肉量が低下しやすい50代から60代以降の人に向いています。

寒がりの人

低反発マットレスは、身体の凹凸にぴったりに密着するようにフィット感が高いため、熱を逃しにくく冬場も温かく感じます。

横向きで寝たい人

横向き寝をすると首肩や腰まわりのカーブが深くなるため、低反発の方が身体に負担の少ない睡眠をとることができます。

他の寝具と併用して使用したい人

厚さ3cmから4cm程度のマットレストッパーや、マットレスパッドと呼ばれる薄手のマットを重ねると良いでしょう。
下の敷布団やマットレスが高反発や固いものでも、低反発の柔らかい寝心を体感することができます。

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高反発マットレスに向いている人

1996010 s次のような人は高反発マットレスの使用に向いています。

固めの寝心地が好きな人

高反発マットレスは体圧分散性が高く、自然な睡眠姿勢を保つことができるため、固めの寝心地が好きな人に向いています。

普通から肥満体型の人

反発力が高く身体が沈み込まないため、体重45kg以上の人、また、筋肉質で大柄な人にも向いています。

暑がり・汗をよくかく人

寝返りが打ちやすく蒸れにくいこと、また、通気性が良い素材が多いため、筋肉量の多い人や、暑がりの人、寝汗をよくかく人に向いています。

寝返りが多い人

寝返りを打つ際、覚醒しやすいと言われています。
全身が沈み込まずに跳ね返す力が強い高反発マットレスは、スムーズな寝返りで熟睡を妨げず、寝返りが多い人に向いています。

腰痛がある人

腰痛は、睡眠中に寝返りが不足することが原因となっていることが多いです。
高反発マットレスは、スムーズな寝返りを促進するため、腰痛対策に向いています。

高反発マットレスの大きな特徴は、反発力が高く身体の一部が沈み込まないという点です。
柔らかすぎるマットレスを使って身体に合わなかったという人は 高反発マットレスを検討してみてください。

高反発の良い点は、単に寝心地が固ければいいという意味ではありません。
身体にフィットしない固すぎるマットレスは、身体のくびれ部分に隙間ができ、首や腰に圧迫を与える原因となります。
理想的な寝姿勢をサポートするためには、体圧分散性と反発力を兼ね備えている高品質なマットレスを選ぶことが大切です。

ライズTOKYOの「スリープマジック」は、高密度ウレタンを特殊構造にデザインカットしているのが特徴。
無数の線が身体のラインに沿って体圧を分散させ、仰向けになると立っている時と同じように背骨が自然なSラインを描く姿勢を保てます。
また、このデザインカットが湿度を解放させるのにも役立っており、蒸れやすいというウレタンの特徴を補っています。

高反発力のため少しの力で簡単に寝返りを打つことができ、身体の特定の箇所に負荷が集中することがないため、快適なおやすみ時間をサポートするでしょう。
「高反発」の中でも固すぎることなく適度な固さのため、高反発マットレスを初めて使う人におすすめです。

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まとめ

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低反発マットレスの特徴はふわふわと包み込むような寝心地です。体圧分散性が高く、身体にぴったりフィットする点がメリット。その一方で、反発力が低いため身体が沈み込んでしまい、腰が痛くなるという声もあります。寝心地は固めになりますが、体圧分散性とともに強い反発力で身体を押し返す高反発マットレスも選択肢に入れてみると良いでしょう。

低反発マットレスと高反発マットレス、どちらが良いかは寝心地の好みや体格、使用目的によって異なります。購入の前に基本的な知識を身につけ、自分に最適なマットレスを見つけましょう。

ライズTOKYOでは、立っている時と同じ理想的な寝姿勢を保ち、快適なおやすみ時間をサポートする3次元構造高反発ファイバーのマットレスもご用意しています。ライフスタイルや好みで選択できる商品展開がございますので、詳細はカテゴリからご覧ください。

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