耳栓着用の睡眠って効果があるの?注意点や選び方を紹介!
騒音は睡眠の質に影響を及ぼす
騒音は睡眠の質に影響を及ぼす外的要素のひとつです。騒音が及ぼす影響として、睡眠が浅くなる、睡眠時間が短くなるなどがあります。
睡眠時の騒音の影響は個人個人の敏感さや体調によっても異なりますが、夜間の室内許容数値は40db以下とされています。参考までに、木の葉の触れ合う音は20db、目覚まし時計の音は60db、賑やかな街中の音は80db程度です。
室内許容数値を超えた音がする場合、多くの人は睡眠への悪影響を訴えると言われています。
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睡眠時に耳栓を使うことのメリット・デメリット
睡眠時に騒音を避けられない環境にいるなどの理由から、耳栓を使用して眠る人もいます。睡眠時に耳栓を使うことのメリット・デメリットを知っておくと良いでしょう。
- 睡眠時に耳栓を使うメリット
- 睡眠時に耳栓を使うデメリット
以下ではそれぞれについて詳しく解説します。
睡眠時に耳栓を使うメリット
睡眠時に耳栓を使うメリットは、騒音を軽減できるという点です。騒音が原因で不眠になっている場合、耳栓を使用することで睡眠の質を改善できるでしょう。
特に耳栓が有効なのは、機械音などの極端に大きな音です。家の近くが工事現場になっているなど、自分では変えられない騒音に悩まされている場合は耳栓を使うと良いでしょう。
睡眠時に耳栓を使うデメリット
睡眠時に耳栓を使うデメリットは、外耳炎や外耳道真菌症などを起こすリスクがあるという点です。
一晩中耳栓をつけていると、長時間耳の穴が塞がれている状態になるため蒸れが生じ、感染症を起こしやすくなります。痛みや痒みなどの異常を感じたらすぐに使用を中止し、耳鼻科を受診してください。また感染症を避けるためにも耳栓は清潔なものを使用しましょう。
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耳栓を選ぶ時の3つのポイント
耳栓を睡眠時に使用するのであれば、その選び方が重要です。耳栓を選ぶ際には以下の3つのポイントに気をつけましょう。
- 遮音性
- つけ心地
- 防ぎたい騒音の種類
ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
1.遮音性
耳栓の遮音性を示す規格のひとつがNRRです。NRRは、現在の騒音を何db下げることができるかを数値化したもので、大きいほど遮音性が高いことを示します。
例えば、50db程度の騒音(人の話し声が大きい等)に悩まされている場合には、20NRRの耳栓を使用すれば30db程度(ささやき声)のレベルまで抑えられます。
前述した通り、夜間の室内許容数値は40db以下。この数値を目安として、気になっている騒音をカバーできる遮音性のある耳栓を選ぶと良いでしょう。
2.つけ心地
耳栓を選ぶ時に考慮したいもうひとつのポイントがつけ心地です。耳に合わない耳栓を使用すると痛みが生じるだけでなく、隙間ができて遮音の効果が得られない場合があります。耳栓のタイプには次のようなものがあります。
- フォームタイプ
- プラグタイプ
- シリコンタイプ
最も一般的なのが、フォームタイプです。耳栓を押しつぶして耳に入れ、しばらくするとふくらんできて耳の形にフィットします。密着感が強いという特徴があります。
プラグタイプは素材が固いものが多く、グリップをつまんで簡単に装着できるタイプです。フォームタイプのような圧迫感がないため、このタイプを好む人もいます。
シリコンタイプは、粘土のように自由に成型できるタイプです。フォームタイプやプラグタイプの耳栓が耳に合わないという人は、違和感の少ないシリコンタイプがおすすめ。しかし、遮音性は他タイプより劣ります。
耳栓の付け心地の好みは人によって異なりますが、睡眠中につけていても違和感がなく眠りを妨げないものを選ぶようにしましょう。
3.防ぎたい騒音の種類
防ぎたい騒音の種類によって選択すべき耳栓が異なります。騒音の中には高音域のものや低音域のものがあり、その音域の遮音を得意とする耳栓を選ぶ必要があるためです。
音域は周波数(Hz)によって測ることができます。低音域のものでは、男性の話し声が125Hz程度です。高音域にあたる子どもの金切り声は1000Hz、金属音やガラスの割れる音などは4000Hz程度。これらの数値を参考に、対応周波数の適している耳栓を選びましょう。
睡眠時に耳栓を使う時の注意点は2つ
睡眠時に耳栓を使用する時のリスクを避けるため、注意しておきたい点もあります。それは次の2つの点です。
- 耳栓と耳の中を清潔に保つ
- 必要な音が聞こえる素材を選ぶ
それぞれの点を詳しく解説します。
1.耳栓と耳の中を清潔に保つ
睡眠時に耳栓を使うことで生じる外耳炎などの問題は、蒸れが原因で起こります。そのため耳栓は清潔に保ち、乾燥した状態で使用するようにしましょう。
メンテナンス方法は耳栓の素材によって異なります。使い捨てを推奨しているものもあれば、洗って繰り返し使用できるものもあります。製品ごとに記載されているメンテナンス方法を守り、正しく使用しましょう。
また、耳の中も清潔に保つことが大切です。耳垢などの汚れが耳栓に付着しないよう、耳穴を清潔にしてから装着すれば感染症のリスクを避けることができます。
2.必要な音が聞こえる素材を選ぶ
使用する状況や悩みによって、ある程度音が聞こえる素材を選ぶという点も検討したいポイント。
耳栓にとって大切なのは遮音性ですが、状況によっては聞こえないことが問題となる場合もあります。例えば、目覚まし時計や緊急時の警報などは聞こえなくて困ることがあるでしょう。
シリコン粘土の耳栓は、スポンジ耳栓より遮音性能が劣るかわりに、程よく必要な音が聞こえるのがメリットです。耳栓のせいで「目覚まし時計の音が聞こえず、朝起きることが困難」、という人はこのタイプの耳栓を検討してみても良いかもしれません。
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音以外にも眠りの質を低くする原因を見直そう
眠りの質を低くする原因は音以外にもあります。騒音で眠れない環境を改善する時には、他の要素も見直してみることをおすすめします。眠りの質を落とす原因としては次のものが挙げられます。
- 光
- 室温
- 寝具
それぞれの改善ポイントを見ていきましょう。
光
室内が暗いと睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されやすく、眠りの質を改善する助けになります。真っ暗な寝室が苦手な方でもなるべく明るい照明は避け、間接照明やフットライトなど穏やかな光の照明を使うようにしましょう。
遮光カーテンを使って外の光を遮る方法も有効です。
室温
室温が適切でないと睡眠中に不快感を覚えやすく、眠りの質を低くする原因となります。一般的に睡眠に最適な室温は16〜26度とされています。
冬場は暖かい寝具を使用し、布団の中の温度が快適な環境を整えましょう。また、夏場はエアコンを利用し、朝まで快適な室温を保てる工夫をするのがベストです。
寝具
寝具の寝心地の悪さも、眠りの質を低くする原因となります。中でも、全身を支えるマットレスが睡眠に与える影響は大きいもの。高い反発力で寝返りしやすいマットレスを選べば、身体の一部に負担がかかったり、体温が上昇しすぎて寝苦しくなったりするのを防げます。
ライズTOKYOの「スリープオアシス」は、3次元構造の高反発ファイバーが、高い弾力性で身体を押し上げて支えます。背骨がS字を描き、直立している時と同じ寝姿勢が保てるため、身体への負担が軽減できます。通気性に優れており、寝汗や湿気を逃して長期間快適に使用可能。快適なおやすみ時間をサポートするマットレスです。
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まとめ
睡眠時に耳栓を使用すれば、騒音を減らし、睡眠の質を高められるというメリットがあります。しかし長時間にわたって耳を塞ぐため、蒸れによるトラブルや緊急時の対応には要注意。リスクを減らして使用するためには、正しい素材選びやメンテナンスが欠かせません。
騒音対策の他にも、眠りの質改善のために見直したい点は様々あります。特にマットレスは、一生のうち多くをその上で過ごすことになる大切なアイテムです。ライズTOKYOでは、通気性がよく、洗えて清潔、理想の寝姿勢をサポートする3次元構造高反発ファイバーのマットレス「スリープオアシス」をご用意しています。ぜひ、「カテゴリ」からご覧ください。
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