現代病とも言われ、多くの人が悩まされている眼の疲れ。自覚していてもなかなかケアできず、ついつい後回しにしてしまうことが多いのではないでしょうか。しかし眼の疲れは、悪化すると頭痛や吐き気などを引き起こして日常生活にも支障をきたしてしまうという、軽視できない症状なのです。
眼の疲れはなぜ起こる?
一日中パソコンで仕事をしている人やスマートフォンをよく使う人は、眼を酷使するため疲れを感じることも多いのではないでしょうか。眼の疲れにも段階があり、一時的な酷使による軽度の疲なら眼を休めれば改善します。早めに疲れをとっておかないと、頭痛や吐き気などを引き起こす可能性もあります。
眼の酷使による眼の疲れを予防する方法
疲れを早めに解消することで、重症化を防げます。少し気をつけるだけで変わるので、ぜひ意識してみてください。
まずは眼を休める
疲れたと思ったら、すぐに眼を休めます。一日中パソコン仕事をしなければならない場合でも、休憩を入れるだけで疲労度は大きく変わります。1時間パソコンを見たら10分程度休むと良いとも言われていますが、眼の疲労度に合わせた適度な休憩を取ることで眼の疲れが解消されるでしょう。休憩時間がとれない場合は、少し眼を閉じるだけでも効果があります。
昼休みのスマートフォンを控える
仕事の休憩時間にスマートフォンを見てしまうと、眼が休まらずさらに疲れが蓄積されてしまいます。昼休みはできるだけスマートフォンを控え、眼を休める時間に当てるのが理想です。
じゅうぶんな睡眠をとる
人間の体は、睡眠中に疲れた箇所を修復すると言われています。眼の疲れを翌日に残さないよう、睡眠時間をしっかり確保しましょう。
姿勢や環境を整える
パソコンやスマートフォンを使っていると、どうしても姿勢が悪くなりがちです。猫背になってパソコンに眼を近づけてしまうと、眼はもちろんのこと、肩や背中など他の箇所にも影響します。部屋を明るくして、眼とパソコンの距離に気をつけるなど、眼や体の負担をできるだけ減らすようにしましょう。
眼の疲れの緩和が期待できる、寝る前の習慣とは?
眼を酷使する仕事をしている人は特に、寝る前に眼を休める時間を作ることをおすすめします。眼の疲れをためないためには、その日の疲れはその日のうちに解消し、翌日に持ち越さないようにするのがポイントです。
眼をあたためる
眼が疲れているときは、眼の周りの筋肉が緊張し、血流が悪くなっています。寝る前に蒸しタオルなどを使って眼の周りをあたため、緊張をほぐしましょう。電子レンジであたためるカイロなど、便利なグッズを使ってみるのもおすすめです。
寝る直前のスマートフォンは禁物
眼をあたためて緊張をほぐしたら、テレビやスマートフォンなどは見ずにそのまま眠りましょう。電子デバイスなどの明るい光は脳を覚醒させてしまうとされています。質の良い睡眠をとるために、遅くとも眠る前1時間にはテレビを消し、スマートフォンを片付けて眼を休めましょう。
眼だけでなく体全体の緊張をほぐす
体が緊張した状態のまま眠ると、眠りの質が下がり熟睡できず、眼の疲れも解消されません。お風呂にゆっくりつかる、簡単なストレッチをするといった方法で体をほぐしてから眠りましょう。
まとめ
眼の疲れを残したままにすると、体全体に影響を及ぼします。軽度の疲労のうちに眼を休めて、疲れを解消しましょう。市販されている目の疲れ対策グッズなどを試してみるのもおすすめです。