寝る前になると足がだるくなってくる、座っていると無性に足を動かしたくなるといった症状に悩まされたことはありませんか?寝る前の足の違和感は、慢性的な睡眠不足をもたらし日常生活に支障をきたすこともあるという、軽視できない症状です。この記事では、日常生活に気をつけることで緩和できる足のだるさについて紹介していきます。
寝る前の足のだるさが体に及ぼす影響
なかなか寝付けなくなる、または中途覚醒してしまう
足の不快感が気になるために、なかなか寝付けなくなることがあります。また、実際には足のだるさの症状が出てない場合でも、眠れないことへの不安から慢性的に寝付きが悪くなるという場合もあります。
せっかく眠りにつけても、足の不快感によって途中で起こされたり、さらに一度目覚めてしまうとすぐに眠りにつけなかったりということも多く、その結果睡眠不足が蓄積されてしまうという場合もあります。
集中力が低下する
眠るときだけでなく、椅子に座っているときや、動かずに長時間立っているときなどに発症しやすい人もいます。会議中や鑑賞中など長時間座っているときに生じることにより、集中力低下につながってしまうのです。
このように、睡眠だけでなく仕事など生活全般に困難をもたらすこともある足のだるさ。症状を少しでも改善する方法はあるのでしょうか
足のだるさの症状を緩和する5つの方法
軽度の足のだるさは、生活改善により楽になる場合もあるとされています。症状の緩和に役立つとされる5つの方法をご紹介します。
1.食生活に気をつける
お酒やコーヒー、タバコといった嗜好品を過剰に摂取することが原因になるという説があります。可能な範囲で、少し量を抑えてみましょう。また偏った食生活に心当たりがあれば、食事のバランスを見直してみるのも有効とされています。
2.布団やマットレスなどの寝具を見直す
普段使っている寝具を見直してみましょう。直接肌に触れるマットレスカバーやシーツなどの寝具は、足に触れることで刺激になり、足の不快感を助長する恐れがあります。肌触りの良い素材のものを選びましょう。
3.軽い運動をする
寝る前に足を気にしたり考えたりする時間を作らないために、無理のない範囲で運動をして体を疲れさせてみるという方法もあります。ただし、寝る直前に運動をすると交感神経が優位になり眠りにくくなるので、運動をする時間には注意しましょう。
4.適度な温度と湿度を保つ
暑さや寒さによる空気の刺激も、足のだるさの症状を悪化させる恐れがあります。適度な温度・湿度を保ちましょう。一般的には、温度は16~26℃、湿度は50~60%が心地良いとされています。
5.マッサージをする
足のマッサージにより一時的に緩和される場合があります。効果は人によって異なりますが、マッサージで血流を良くすることで一時的に症状が消えることもあります。座ったままの簡単なマッサージで効果が期待できるので、試してみましょう。
まとめ:睡眠環境を見直して体調をととのえよう
足のだるさなどの不快感は、スムーズな入眠ができない、眠りが浅くなるといったことによる睡眠不足を引き起こします。ぐっすり眠って翌日活動的に過ごすためにも、まずは日常生活や寝室・寝具などから見直していきましょう。