車や電車の音が気になる…。隣の部屋のテレビの音や話し声が気になって寝られない…。ちょっとした音でも、一度気になるとなかなか眠れずストレスが溜まってしまうということはありませんか?
そんなときに活躍するのが耳栓です。耳栓は、上手に使うと睡眠不足解消に大きく役立つアイテム。ただし、使い方を間違えると効果を発揮せず、逆効果になってしまうこともあります。
今回は、耳栓をつけて寝ることのメリット・デメリットや正しい付け方、使い方について紹介していきます。
耳栓にもいくつか種類がある?
耳栓には色々な種類があります。ここでは、代表的な耳栓について紹介します。
プラグタイプ
最も一般的な円柱形の耳栓です。プラグタイプの耳栓の中には、耳穴方向にヒレがついている「フランジタイプ」もあります。
バンドタイプ
聴診器のような形をした耳栓。種類としては少ないです。取り付け・取り外しをしやすいですが、遮音性はそれほど高くないのが難点とされています。
デジタルタイプ
聞きなれないですが、最近にわかに注目されている耳栓です。周囲の雑音だけカットして、声やアナウンスは聞こえるという便利な耳栓。自宅であれば空調音もカットできます。
イヤーマフ
元々は工事現場や射撃用など業務用として使われていましたが、近年では耳栓としても使われています。耳から外れにくい特徴を持っており便利ですが、サイズが大きいため持ち運ぶ時に少しかさばります。
耳栓をして寝ることのメリットは?
睡眠中の耳栓には、メリットとデメリットがあります。まずはメリットからご紹介します。
雑音をカットできる
耳栓で最も大きなメリットがこれ。遮音ができることで雑音を気にすることなく、スムーズに寝付くことができます。また、自宅ではなく出張先や出先のカフェなどで仮眠したい時にも重宝します。
「就寝モード」のスイッチを入れやすい
睡眠時の耳栓を習慣にすると、耳栓=睡眠というイメージが出来上がります。耳栓が就寝モードへ切り替えるためのスイッチのような役割を果たしてくれるようになります。
睡眠の質が向上する
脳は、就寝中もかすかな物音、光を情報として取り込んでいます。つまり、睡眠中に雑音が多ければ、その分睡眠の質は下がるということ。耳栓をしていれば雑音をカットできるため、睡眠の質が上がることが期待できます。
耳栓をして寝ることのデメリットとは?
次に、耳栓をして寝ることのデメリットをご紹介します。
耳栓がないと落ち着いて眠れない
先述の通り、耳栓を習慣にすると就寝モードへのスイッチとして機能しますが、耳栓がないと眠れなくなる可能性もあります。特に繊細な人ほど、こういった状態に陥りがちです。
炎症を起こす
耳栓を清潔に管理していなかったり、耳栓を長時間付けていたりすると、炎症を起こす可能性があります。耳栓を常用する場合は定期的に新品に交換し、長時間の使いすぎに注意しましょう。
これで気になる雑音をシャットアウト!正しい耳栓の使い方・付け方
耳栓は、使い方を間違えると正しく機能しなかったり耳を傷つけたりする恐れがあります。正しい耳栓の使い方・付け方を知りましょう。
1.耳の奥まできちんと挿し込む
浅い位置で付けると、隙間ができてしまい遮音性が低くなります。ただし、奥に深く入れすぎると、就寝中に痛みで起きてしまうこともあるので、入れ加減には注意しましょう。
2.こまめに手入れをする
吸着性の高い材質の耳栓は、空気中のほこりや塵が付きやすく、汚れやすいという特徴があります。定期的に手入れをして、常に綺麗な状態を保つようにしましょう。
3.耳栓の加工は厳禁
耳栓を加工してしまうと、耳栓の本来の効果を得ることができなくなったり、耳を傷つけたりする可能性があります。耳に合わない場合は、自分で加工をするのではなくサイズの合ったものに買い換えましょう。
まとめ:雑音のストレスを耳栓でカットし、良質な睡眠を!
睡眠中の雑音に悩まされているなら、ぜひ一度耳栓を試してみませんか?耳栓は、正しい使い方をしてこそ効果を発揮します。ぜひ自分に合ったものを探してみてください。