寝ても寝てもまだ眠い・・そんな経験はありませんか?
しっかり寝たはずなのに、前日に特に変わったことをしたわけでもないのに、なぜか眠気におそわれることが続いたら、それは睡眠の質が原因になっているかもしれません。睡眠の質が下がってしまう理由は様々ですが、その要因によってはちょっとした心がけで改善できる場合もあります。
昼間の眠気はどのようなことが原因になっているのか、原因の中でも特に多いものと、その対処法をご紹介します。
眠気の原因1:体内時計が狂っている
人間の体内時計は24時間より少し長い周期を持っているため、24時間のサイクルに矯正する必要があります。矯正は比較的簡単で、朝のちょっとした心がけで体内時計は24時間にリセットされます。矯正の鍵になるのは、朝の太陽の光と朝食。その方法を見てみましょう。
太陽の光を浴びて矯正する
朝起きて太陽の光を浴びると、体内時計が矯正されて夜にきちんと眠気がくるようになります。早寝早起きを習慣づけるためには、できるだけ早い時間に浴びるのが良いと言われています。
朝食に炭水化物とタンパク質をとる
体内時計を矯正するには、朝食も重要です。矯正のために特に必要なのは、炭水化物とタンパク質を取り入れたバランスの良い朝食。忙しいときは、ご飯と納豆に野菜のおひたしだけでも、食べないよりは、また菓子パンだけで済ませてしまうよりはずっと良い朝食です。無理のない範囲で、明日の朝から取り入れてみませんか?
眠気の原因2:寝る前の飲食
食事は就寝の3時間前までに
夕食はできるだけ早くとるのが理想です。遅い時間に食事をとって消化しきらないまま寝てしまうと、胃や腸がしっかり休むことができず睡眠の質が下がるというのがその理由です。寝る直前のアルコールも、睡眠の質低下につながるためできるだけ控えましょう。
糖質の高いものは控える
そしてもう1つ気をつけたいのが、血糖値の状態。血糖値は糖質をとることで急激に上がり、また急激に上がると急激に下がるという性質を持っています。寝る前に糖質をとって血糖値が急激に上がってしまうと、急激に下がって寝ている間に低血糖状態になってしまい、睡眠の質が下がります。寝る前はできるだけ食事をとることを控えましょう。どうしても食べなければならない場合は、野菜など糖質が低くて血糖値の上昇がゆるやかな食材を選びましょう。
眠気の原因3:寝具が体に合っていない
マットレスは反発力の高いものを
寝具が体に合っていないと、長い時間寝ても熟睡できないことがあります。理想のマットレスは、横になったときでもまっすぐ立っているのと同じ姿勢を保てるもの。やわらかいマットレスの場合は腰などが特に沈み込んで体が曲がった状態で眠ることになってしまうので、体重がかかったときにしっかり反発して、重い腰部分などをしっかり支える少し硬めの高反発タイプが理想です。腰痛予防のためにも、体に合ったマットレスを選びましょう。
枕は硬さと高さが合ったものを
枕の高さが合わないと、熟睡できず翌日に疲労を残してしまったり、肩こりの原因になったりする可能性もあります。寝ている間に頭を自由に動かせるように、硬めで頭をしっかり支えるタイプのものがおすすめです。
まとめ
寝ても寝ても昼間どうしても眠くなってしまう場合の対処法をご紹介しました。たくさん寝たつもりなのにどうしても眠気におそわれてしまう場合は、生活習慣に原因がある可能性があります。心当たりのある方は、ぜひ今日から生活習慣を見直してみませんか?