敷布団派の皆様、夜寝る時はどのような敷布団やマットレスを使っていますか?日中の疲れをとって翌日のパフォーマンスを上げるためにも、良い寝具を使って良い睡眠をとりたいもの。しかし、今は色々な敷布団やマットレスがあるため、何を基準に選べば良いのか難しいという方もいるのではないでしょうか。
今回は、敷布団・マットレスの選び方をタイプ別にご紹介していきます。ぜひ自分に合った寝具を見つけてくださいね。
敷布団・マットレスを素材で選ぶ
敷布団やマットレスの素材にも色々な種類があります。人気のある主な素材を見ていきましょう。
綿
日本で昔から布団の素材として使われてきた綿。吸湿性や保温性に優れているという特徴があります。現在「綿布団」として販売されているもののなかには、綿100%のものだけでなくポリエステルが混ざっているものもあります。
羊毛
近年、敷布団の天然素材として最もよく使われていると言われる羊毛。吸湿性や保温性に加えて湿気を放出する性能も高いため、寝心地が良くお手入れも楽というメリットがあります。
ラテックス
ラテックスは、ゴムの樹からとれる樹液でつくられた、いわゆる天然ゴム素材です。ヨーロッパなどでは一般的に使われているラテックス製マットレスは、非常に寝心地が良く、近年日本でも人気が高まっています。敷布団として1枚で敷いて寝ることができ、体にぴったりフィットしてやわらかい寝心地でありながらも、沈み込みすぎることはなくしっかり体を支えてくれるという理想的な高反発タイプのマットレスです。
ウレタン
機能性布団の代表格ともいえる、ウレタン素材の敷布団やマットレス。低反発タイプと高反発タイプがあり、どちらも体圧分散に優れているものが多いです。低反発タイプは、やわらかく体の形にあわせて沈み込む素材。高反発タイプは、寝心地が硬めで体が沈み込みすぎず体をまっすぐに保ってくれるため、腰痛持ちの方などにも人気があります。
ファイバー系素材
近年注目されているファイバー系素材の敷布団やマットレスは、一般家庭からスポーツ選手まで幅広く人気があります。ファイバーが絡み合ってマットレスの形を形成しており、1枚で敷布団として使うことができます。反発力が高く、体をしっかり支えてくれます。ほとんどが空気層なので通気性や保温性にもすぐれており、水洗いも可能です。
硬さで選ぶ
敷布団の硬さには好みがありますが、必ずしも好みに合ったものが自分に合っているとは限りません。横になった瞬間の寝心地で選びがちですが、最も大切なのは一晩寝て朝起きたときの体の調子。自分に合った硬さのものを選びましょう。
やわらかい敷布団・マットレス
やわらかい敷布団やマットレスは横になったときに体にフィットするため、耐圧分散性能が高いという特長があります。ただし、やわらかすぎると腰部分が沈んでしまうため、腰に負荷がかかり朝起きると体に痛みが出ることがあります。やわらかい感触でも反発力の高い高反発マットレスがおすすめです。
硬めの敷布団・マットレス
硬めの敷布団やマットレスは体をしっかり支えるため一部分が沈み込みすぎることがなく、立っているときと同じ背骨の状態を保って眠ることができます。硬すぎると腰や肩甲骨など出っ張った部分に圧が集中して痛みが出やすいため、適度な硬さで体にフィットしながらもしっかり体を押し返してくれる高反発マットレスを選ぶと良いでしょう。
管理のしやすさで選ぶ
敷布団の上げ下げを考えると、重さは重要なポイントです。また、清潔に保つためには干して湿気を溜めこまないようにする必要がありますが、3つ折りタイプの高反発マットレスであれば室内に立てて干すだけでも効果があるので、昼間家にいない平日でも干して放湿させることができます。水洗い可能な高反発マットレスもあります。
厚さで選ぶ
敷布団として床に直接敷く場合は、薄すぎると床の硬さが体に伝わってしまうため、適度な厚さが必要です。ただし、厚いものはそのぶん重さも出てしまうため、布団を重くしたくない場合は、敷布団の上に薄手の高反発マットレス・マットレスパッドを敷くのもおすすめです。
耐久性・コストパフォーマンスで選ぶ
敷布団やマットレスは、長く使っているとへたりが生じ、寝心地が悪くなってきます。素材やメーカー、使い方によりますが、3年から5年がマットレス交換の1つの目安。価格の高いものは耐久性があり、安いものは長持ちしないと思われがちですが、手頃な価格で耐久性の高い、コスパの良いマットレスもあります。耐久性に保証期間を設けているメーカー製品であれば安心して使用することができるでしょう。
まとめ
敷布団やマットレスを選ぶ際のポイントをご紹介しました。天然素材や機能性マットレスなど、敷布団・マットレスにも様々なタイプのものがあります。睡眠の質を大きく左右する寝具選び。ぜひ自分に合った良いものを見つけてくださいね。