春は、朝なかなか起きられなかったり、寝ても寝ても疲れが抜けず1日じゅう眠かったりということの多い季節。寒暖差アレルギー、春バテ、5月病など色々な言葉が聞かれますが、仕事中もどうしても眠くなってしまうという悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
このコラムでは、春に眠くなる原因とその対策について紹介していきます。
春に訪れる「春バテ」をご存知ですか?
春バテとは?
春バテとは、春特有の寒暖差や新年度による環境の変化によって自律神経が乱れることで起こる、だるさや虚脱感といった症状のこと。日本では、多くの人が春になると心身の不調を感じると言われています。
春バテの主な症状
春バテの症状は人によって様々ですが、春に下記のような症状が見られる場合は春バテの可能性があります。
・朝の目覚めが悪い
・昼間に眠気を感じる
・不眠
・イライラ
・気分の落ち込み
・頭痛
・肩こり
慢性的に睡眠不足や倦怠感があると春バテに気づきにくいかもしれませんが、春特有の気温の変化は予想以上に身体に大きな負担がかかっており、長引くと慢性的に体調不良や睡眠不足になる恐れのあるもの。うつなどにつながる恐れもあるので、実は注意が必要なのです。
春バテで体調を崩しやすいのはなぜ?
気温の変化や天候の変化
春は天候が安定せず、日によって気温も大きく変わります。日による寒暖差や室内外の寒暖差により、体調不良やだるさを感じやすくなってしまうのです。
新年度の環境の変化
4月から5月は、転居、異動、転職、入社といった大きな環境の変化がある時期。不慣れなことが続くため、身体的、精神的に負荷がかかり、ストレスを感じることで体調をくずしやすくなります。4月からストレスや緊張状態が続き、5月頃に心身の疲労から倦怠感、やる気の減退、眠りが浅くなるといった不調に悩まされるようになる人が多いようです。
睡眠不足
春は、花粉などの影響で寝不足になりやすい季節。鼻詰まりやくしゃみで寝付けなくなったり、眠りが浅くなったりしてじゅうぶんな睡眠がとれない日が続くことによって、体調を崩してしまう人も多いです。
春バテを防ぐ方法は?
毎日身体が重くて眠いという人や、5月病でやる気が起きずぼーっとしてしまうという人のために、今日からすぐにできる対策をご紹介します。
規則正しい生活を
自律神経のバランス乱れは、睡眠習慣や生活習慣が大きく影響します。規則正しい生活をして、夜はきちんと寝るのが基本。不規則な睡眠は体調不良の原因になり、体の不調が不眠などのさらなる睡眠トラブルを招きます。休日もできるだけ決まった時間に寝て起きて、生活リズムを保ちましょう。
体の冷えに注意
寒暖差や体の冷えによる体調不良を防ぐために、気温によって調節できる服装で出かけましょう。羽織るための上着を用意するのもおすすめです。また、体の冷えを感じたら、体を温める食事をとったり首などを温めたりして血行を改善しましょう。
まとめ
春の体調不良の原因や対策についてご紹介しました。
眠気や体のだるさで仕事や家事ができないという悩みは、毎日の生活の心がけで緩和できることもあります。生活習慣や睡眠習慣を見直して、活動的に毎日を過ごしたいですね。