朝起きたら、敷布団やマットレスの外側で眠っていたり、ベッドから落ちそうになっていたり、といった経験はありませんか?普段から寝相が悪くて困っているという方は、もしかしたら今使っているマットレスや枕に原因があるのかもしれません。今回は、寝相の悪さをどうにかしたいという方のために、寝相が悪くなる原因や寝相の改善方法をご紹介します。
寝相が悪いのはなぜ?
寝相はなぜ悪くなるのでしょうか?それには、以下の原因が考えられます。
寝室の温度・湿度が適切に保たれていない
朝起きると掛け布団がベッドの下に落ちている場合は、部屋が暑い・寒い、ジメジメしていて不快など寝心地が悪いため寝ている最中に掛け布団を剥いでいることが多いでしょう。下に落ちてしまうと、寒くなったときに掛けることができないため、風邪などの原因になってしまうことがあります。
マットレスが小さい
マットレスが小さすぎると寝返りを打ちにくいため、体を無理に動かそうとしておかしな格好になってしまうことがあります。特に、朝起きると手が頭の上に出ているような場合は、眠るスペースが狭すぎることが原因になっている可能性が高いです。
枕の高さが合っていない
枕の高さが合っていないと、寝ている最中に枕の下に手を入れたり、枕をうごかしたりすることがあります。朝起きると枕がベッドの下に落ちていたり、枕の下に手が入っていて肩や手がしびれていたりするのは、枕が原因かもしれません。
精神的な問題
ストレスを抱えたまま眠ってしまうと、ぐっすり眠れず夜中に目が覚めたり、眠りが浅くなって動き回ったり、不自然な体勢になってしまったりすることがあります。夜中にうなされたような気がしたり、朝起きたときにとても疲れたりしている場合は、精神的な問題が原因になっている可能性があります。
正しい寝姿勢ってどんな姿勢?
一般的に言われる「正しい寝姿勢」とは・・・
・首周りの筋肉にかかる負担が少ない寝姿勢
・寝返りしやすい寝姿勢
このような寝姿勢を指します。
人は、起きている間は、体重の約10%あるといわれる頭部を支えるために首周りの筋肉を使っています。横になって眠る時は、本来であればその首周りの筋肉を休息させる時間。しかし首周りの筋肉に負荷がかかる姿勢で寝ていると、疲労は解消されずにどんどん蓄積していきます。
もちろん首以外も同様です。寝ている間に解消するはずの筋肉疲労や昼間の疲れが、正しい寝姿勢がとれないために解消されないまま蓄積し、体の痛みや体調不良の原因となってしまうのです。
では、どのようなことに気をつければ、寝相を改善することができるのでしょうか。
寝相を改善するポイント
寝ている時の服装を見直す
夏はTシャツ、冬はパーカーやフリースなど、洋服を部屋着にしてそのまま寝ている方も多いでしょう。しかし、体に密着しているものや、厚手のものを着て寝ると、動きづらかったり寝苦しく感じたりすることがあります。就寝時は、通気性が良く寝返りを打ちやすい服装、パジャマなどの寝間着を用意することをおすすめします。
自分に合ったマットレスを選ぶ
マットレスを選ぶ時は、自分に合ったサイズや硬さかどうかをチェックしましょう。大きさは、可能であれば大きいほど体を動かしやすく快適です。特に、親子など人と一緒に寝ている場合は、自分のスペースをきちんと確保できるサイズのものを選びましょう。
また、正しく寝返りをうてるよう、硬めでしっかり体を支えてくれるマットレスを選ぶことも重要です。
自分に合った高さの枕を選ぶ
朝起きたら枕をしていないことが多い人は、枕を一度見直してみましょう。高すぎる枕や、ふかふかの柔らかい枕を使っていると夜中に首が疲れてきて外してしまうことが多いため、ちょうど良い高さで、頭を動かしやすい高反発タイプの枕をおすすめします。
まとめ
「寝相が悪い」の改善法についてご紹介しました。寝相が悪いこと自体は問題ではなくても、何かしらの睡眠トラブルが原因になっている場合は、それを解消する必要があります。睡眠環境や生活習慣を一度見直して、改善できるところはぜひ改善していきましょう。