旅行や出張でホテルに泊まるとき、普段と同じようにぐっすり眠れていますか?「枕が変わると眠れない・・」「旅行に行くと眠りが浅くなる・・」「ホテルのベッドは苦手・・・」旅先ではいつも以上にしっかり眠って疲れをとりたいのに、どうしても熟睡できず体が重い・・という方が多いのではないでしょうか。
この記事では、旅先でいつものように熟睡できない理由とその対処法をご紹介していきます。
旅先ではなぜ熟睡できない?眠れなくなる4つの原因
睡眠リズムが崩れるため
旅行や出張に行くと、睡眠リズムが崩れやすくなります。海外旅行の場合は時差により、また日本の国内旅行でも、朝早い出発や夜遅い到着などにより体内時計がくるってしまいがち。睡眠時間をしっかり確保したとしても、リズムが変わってしまうとなかなか普段のようには眠れないのです。
脳が緊張状態、興奮状態にあるため
動物は、場所が変わると警戒心が強くなると言われています。人間も、場所が変わることで緊張したり興奮状態になったりして、ベッドに入ってもなかなか寝付けなかったり、少しの物音で目が覚めてしまったりすることがあります。長く滞在していれば、だんだん環境に慣れて睡眠の質が良くなってくるでしょう。
睡眠環境が合わないため
慣れた自分の寝室と違い、部屋が明るすぎたり暗すぎたり、周辺の騒音が聞こえたりと、環境が違うために落ち着かず、自分では寝ているつもりでも、眠りが浅くなっている可能性が高いです。また、部屋の温度調節が難しかったり、乾燥していたりといった理由で熟睡できないこともあるでしょう。
寝具に慣れないため
ホテルのベッドは、やわらかすぎたり、コイルがゴツゴツしていて背中に当たったりと、寝心地が悪い場合があります。また寝心地の良い高級ベッドでも、枕が違うためにぐっすり眠れなかったり、「糊付けされてピンと張ったシーツ」に慣れないために落ち着いて眠れなかったりといった経験をお持ちの方もいるでしょう。
旅先でぐっすり眠る工夫
寝る前には心と体を落ち着かせる
まずは、夜になったら神経を鎮めて体を睡眠モードに誘導しましょう。旅先であってもできるだけバスタブにお湯を張り、ゆっくりつかってくつろぐ時間を作ることをおすすめします。また、軽いストレッチで体をほぐしたり、いつも使っているアロマオイル(エッセンシャルオイル)を持って行ったりして、寝る前はできるだけ緊張状態や興奮状態をおさえて神経や体を休ませませることが大切です。
乾燥対策
ホテルの部屋は乾燥しがちです。普段は乾燥がそれほど気にならないという方も、ホテルでは乾燥対策をして寝ましょう。室内の湿度をあげるためには、濡れたタオルを室内に干したり、バスタブにお湯を張ってドアを開けておいたりといった方法があります。携帯用の小さいサイズの加湿器などを持って行くのも良いでしょう。肌の乾燥対策のための化粧水やクリーム、喉の乾燥を防ぐためのマスクも、少し多めに用意しておくことをおすすめします。
アイマスク
部屋の照明をうまく調整できない時の場合に備えて、念のためアイマスクを用意しておくと安心です。飛行機や電車などで寝る場合にも役に立つでしょう。
枕が合わない場合の対策
ホテルの枕は高さが合わないことも多いでしょう。その場合は、タオルで調整するのが簡単でおすすめです。枕が低すぎる場合は、枕の上や下にタオルを追加し、高すぎる場合は枕を外してタオルだけで枕を作ります。タオル枕の作り方はインターネットでも調べられますので、ぜひ活用してみてください。
自分のマットレスを持って行く
マットレスが体に合わない場合は対処が難しいため、持ち運び可能なタイプのマットレスパッドを持って行くのがおすすめです。ベッドマットレスの上に1枚敷くだけで、腰などの沈み込みを防いで寝返りをサポート。睡眠の質もアップするでしょう。
まとめ
旅先でぐっすり眠れなくなってしまう原因と、その対処法をご紹介しました。慣れない場所ではなかなかしっかり睡眠をとれないという人も多いですが、旅先こそきちんと眠って、充実した旅行や出張にしたいですね。あなたに合う対処法が見つかったら、ぜひ次の旅行から取り入れてみてくださいね。