夏が終わり、少しずつ涼しくなって夜も過ごしやすくなる秋。毎晩汗と寝苦しさで眠りが浅くなっていた夏と違い、ぐっすり眠れるようになり寝不足も解消される季節です。しかし、涼しくなったはずなのに朝起きると汗をびっしょりかいていたり、敷布団やマットレスが予想以上に湿っていたりすることはありませんか?
人は、寝ている間にコップ1杯の汗をかくと言われています。寝汗は主に体温調節に役立っており、そのために汗をかくのは正常な状態。しかし、大量の汗をかくことにより睡眠不足を招くこともあるため、注意が必要です。
秋の睡眠中に大量の汗をかく理由は?
では、秋に大量の寝汗をかくのにはどのような原因があるのでしょうか。
気温差による体調の変化
夏は、屋外の暑さとエアコンによる室温の低さのギャップにより体温調整が難しくなると言われますが、秋もまた、季節の変わり目の寒暖差がある季節。体調に変化がおきやすい時期でもあります。
寝具の中の湿度
夏の間はタオルケット1枚で寝ていたという人も、涼しくなってくると薄手の掛け布団などを使うようになるでしょう。掛け布団が厚手になったことによる暑さで汗をかき、それによって寝具の中の湿度が上がり、汗が蒸発せずますますこもっていくという悪循環に陥っていきます。
大量の寝汗が体に及ぼす影響
夜中に大量の汗をかくと、不快なだけでなく体調にも影響を及ぼします。では、具体的にどのような影響があるのでしょうか。
睡眠の質が下がる
大量の寝汗をかいているということは、寝苦しいため眠りが浅くなり、睡眠の質が低下している可能性が高いです。長く続くと慢性的な睡眠不足につながるおそれがあるため注意が必要です。
風邪をひく
汗をかいたままにすると風邪をひくということは広く知られています。汗をかいた寝巻きを着たままでいると、朝方の気温低下で風邪をひいてしまう可能性があります。
効果的な寝汗対策とは?
吸水性・放湿性の高いシーツやマットレスカバーを使う
今は機能性の高いシーツやマットレスカバーが各社から販売されています。吸水性や放湿性の高いものを選んで使えば、湿気がこもりにくく快適に眠れるでしょう。また、機能性の高いものは乾きも早いため、こまめに洗濯しやすいというメリットもあります。
高反発マットレスを使う
人は一晩のあいだに20回ほど寝返りをうつと言われているのをご存知でしょうか。寝返りには様々なメリットがありますが、その1つが体温調節。体と寝具の間にこもった熱を寝返りによって放出し、体温調節を行っています。
体を動かしたり寝返りをうったりしやすいという点でおすすめなのは、高反発マットレス。しっかりした硬さと弾力があるためスムーズに体を動かしやすく、体温調節をしやすいというメリットがあります。
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通気性の高いマットレスを使う
布団の中の湿度を下げるには、通気性の高いマットレスを使うのが有効です。おすすめは、3次元構造ファイバー製のマットレス。極細のファイバーが絡み合った構造をしており、空気層を多く含むため通気性は抜群。汗や湿気を放出してくれます。
まとめ
秋は、季節の変わり目で体調を崩しやすいという方も多いでしょう。そしてまた、気温や体調不良の影響で睡眠トラブルが起こりやすい季節でもあります。涼しいのに寝汗を大量にかくなど体調の変化に気付いたら、悪化する前に早めの対処をおすすめします。