冬のマットレスのカビ対策、どうしていますか?
乾燥している冬は、梅雨時期や夏などと違って油断してしまいがちですが、実は冬でもカビ対策は必要です。乾燥しているはずの冬になぜカビが生えるのか、その原因と対策をご紹介します。
冬のカビの原因
冬にカビが増殖やすいのはどのような部屋なのでしょうか。カビが生えやすい部屋の条件を見てみましょう。
• 暖房と加湿器で温度・湿度を上げている
• ほこりやカビのついたエアコン暖房を使っている
• 窓を締め切って換気をしていない
• 洗濯物を部屋干ししている
• 朝起きると窓が結露している
• 布団を干していない
このような部屋は、カビが増殖しやすい環境が整っているため、対策が必要です。
寝室や敷布団・マットレスのカビを予防する方法
カビは、温度、湿気、栄養という条件が揃うと増殖します。敷布団やマットレスは、体温であたたまり、汗を吸収して湿気を含んでいます。さらにホコリや皮脂などの栄養条件もそろっているため、カビが増殖しやすい環境にあるのです。
ただし、きちんと対策をすれば寝室のカビは防げます。簡単で効果的な方法を6つご紹介します。
窓の結露はすぐに拭き取る
冬の室内の空気は、暖房と加湿器によって、あたたかく水蒸気を多く含んだ状態になっています。その水蒸気は、窓辺で外から冷やされると液化し、結露となります。結露をそのまま放置しておくとカビが生えてしまいますが、すぐに拭き取ることでカビを予防できます。
こまめに換気をする
冬はついつい換気を忘れてしまいがちですが、空気を循環させることで結露を防ぐことができます。最近の新しいマンションや住宅には24時間換気システムがついていますが、それでも時々窓を開けての換気は必要です。換気の際は、窓を開けるのと同時にキッチンの換気扇を回すと効果的です。
ベッドと壁の間に隙間を作る
ベッドが壁にピッタリついているとカビが生えやすくなるため、壁から少し離して設置すると良いでしょう。特に部屋の隅に置く場合は、湿気もホコリもたまりやすくカビの温床になるため、掃除ができる程度の隙間をあけておくことをおすすめします。
布団を干して乾燥させる
冬は外が寒いため布団を干す回数が減ってしまいがちですが、冬でも寝具は汗を吸っています。カビ予防のためには、片付ける前に干してしっかり乾燥させておきましょう。外に干せない場合は、室内の日なたや風通しの良いところに干すだけでも効果があります。また、三つ折りタイプのマットレスは、簡単に立てて室内に干すことができるのでとても便利。外に長く干せない冬の時期には特におすすめです。
冬におすすめ!簡単に室内干しができる三つ折りタイプのマットレス
押入れにはすのこや除湿剤を活用する
押入れに布団を収納している場合、押入れの奥などに湿気がたまりやすくなります。締め切った押入れの中は、空気が循環せずカビの増殖には格好の場所。押入れの床にすのこを1枚敷いておくだけで、通気が良くなりカビが生えにくくなります。除湿剤などを入れておくのもおすすめです。
おすすめ!カビ対策には通気性の高いマットレス
カビ予防で最も簡単な方法は、通気性が高く湿気をためこまないタイプのマットレスを使うこと。そこで、通気性が良くお手入れが簡単なマットレスを2種類ご紹介します。
抜群の通気性!寝汗を外に逃がすファイバーマットレス
人気の3次元構造ファイバーマットレスは、ごく細い繊維が絡み合っている構造をしていて、間に空気をたくさん含んでいます。通気性がとても良く湿気を溜め込にくいため、カビ対策に最適。三つ折りタイプなら自立するので、干すのも簡単です。シャワーで水洗いも可能です。
特殊形状で通気性の良いウレタンマットレス
高反発や低反発のマットレス素材としてよく使われているウレタンは、もともとは通気性のない素材です。しかしライズTOKYOのウレタンマットレスは、表面の加工の工夫により寝汗をうまく逃がす構造になっているので、寝ている間も快適で、湿気を溜め込みにくいという特長があります。マットレスカバーにも通気性の良い素材を使っています。
フローリングに直敷きの場合は吸湿シートを敷く
フローリングにマットレスを直敷きしている場合、睡眠中にフローリングとマットレスの間が結露して、カビが生える心配があります。その場合は、マットレスの下に吸湿シートなどを敷くことで防ぎやすくなります。吸湿シートは薄手で扱いやすく、湿気を吸っても天日干しで何度も再利用することができます。
まとめ
冬のカビ対策についてご紹介しました。冬の感染症予防には加湿はとても重要ですが、一方で、加湿のしすぎによりカビが生え、健康を害するおそれもあります。適度な湿度を保つとともに、カビが生えないようにする対策が必要です。