マットレスを購入する際、どのようにして選んでいますか?マットレスを選ぶ方法は、家具店や寝具店などに行って直接購入する、インターネット通販で注文するなど様々な方法がありますが、寝具選びで最も重要なのは、自分に合ったタイプのものを見つけること。どのような方法で購入する場合でも、ポイントを抑えて必要な情報を確認することで、自分にぴったりの寝具を選ぶことができます。
今回は、ショールームで実際に試し寝をして購入する際のチェックポイントや注意点について解説します。
マットレスの試し寝のポイント
まずは、ショールームでマットレスの試し寝をする際に必ず確認しておきたいポイントをご紹介します。
体が沈み込まないかどうか
マットレスに実際に横になってみて、体が沈み込みすぎないかどうかをチェックします。理想の寝姿勢は、体の重心がまっすぐになること。まっすぐ立っているときと同じ背骨の状態が理想と言われています。腰が沈み込んで「くの字」に曲がってしまう場合は、腰痛を招く可能性があるため注意が必要です。
背中とマットレスの間に隙間ができないか
次に、マットレスに横になった状態で、背中とマットレスの間に隙間ができていないかどうかをチェックしましょう。理想は、体全体がマットレスに接していて、体全体に体圧が分散されていること。背中とマットレスの間に隙間ができている場合は、マットレスが硬すぎて体の形にうまく対応できていません。体の一部に体圧が集中してしまうことにより、痛みが出る可能性もあるため注意が必要です。
寝返りを打ちやすいかどうか
ずっと同じ姿勢で寝ていて、体が痛くなったり、だるくなったりしたことはありませんか?睡眠中は、寝返りやちょっとした動作など体を自由に動かせる状態にしておくのが良いとされています。体を動かすことで、血流・リンパの流れを促すとともに、体温や湿度も調整します。
一般的には、反発力の低いやわらかいマットレスは体が沈み込むため寝返りをうちにくく、硬めの高反発マットレスは寝返りを打ちやすいとされています。実際に体を動かしてみて、寝返りの打ちやすさや体の動かしやすさをチェックしてみましょう。
底つき感がないかどうか
マットレスがやわらかすぎたり薄すぎたりして、床やベッドフレームの硬さを感じてしまうことを、底つき感といいます。マットレスに横になってみて、底つき感がないかどうかをチェックしてみましょう。
マットレスの試し寝の注意点
一瞬の寝心地で判断するのは危険!?
マットレスを購入する場合、横になったときの感触や寝心地などの感覚で選ぶという方法もあります。しかし、マットレスの硬さが自分に合っているかどうかは、一晩、一週間などしばらく使ってみないとわからないことも多いというのが現実。数分横になったときの感覚と、一晩寝て起きたときの感覚、そして一週間、二週間など長く使ってからの感覚は異なります。一瞬の寝心地だけで判断するのは避けたほうが良いでしょう。
マットレスと枕の相性を考慮する
枕は、マットレスと同じく睡眠の質を大きく左右する寝具です。同じ枕でも、硬いマットレスの上で使う場合とやわらかいマットレスの上で使う場合では寝心地が変わります。マットレスの試し寝をする際は、もし可能であれば使う予定の枕と一緒に試してみることをおすすめします。
家族で一緒に寝るなら家族で一緒に試し寝をする
家族で一緒に寝ていると、家族の体重差でマットレスが偏ったり、隣で寝ている家族の寝返りによってマットレスが揺れたりすることがあります。シングルサイズのマットレスに1人で寝る場合と、ダブルサイズのマットレスに2人で寝る場合では、寝心地も異なります。家族で一緒に使う予定の場合は、使う予定のサイズのマットレスで家族一緒に試し寝をして、マットレスの具合を確認しておきましょう。
マットレスの良し悪しは試し寝だけではわからない!?
マットレスは、毎晩6時間から8時間といった長時間にわたって使うものです。お店で数分横になっただけで、自分に合うかどうかを判断するのは難しい場合が多いでしょう。不明点があれば、ショールームのスタッフにじっくり話を聞くことをおすすめします。
また、どの商品が自分に合っているのか迷う場合は、メーカーに直接問い合わせて話を聞いてみるのも一案です。寝具は、一度購入したらしばらく買い替えられないため、不明点をしっかり解決してから購入しましょう。
不明点はぜひ問い合わせを!ライズTOKYOでは小さな疑問にも丁寧にお答えしています
まとめ
マットレスの試し寝をする際には、マットレスがやわらかすぎないか、厚さはあっているかなどチェックしたいポイントがいくつかあります。なんとなくの寝心地で決めるのではなく、マットレスの情報をしっかり調べ、納得したものを選びましょう。