よく眠れず睡眠不足になると、仕事や勉強の効率が下がるばかりか、注意が散漫になって思わぬケガをしてしまうなど、色々なところに影響を及ぼします。眠れなくなってしまった原因を知ることができれば対処法を見出せますが、原因が分からないという方もいるのではないでしょうか。
ぐっすり眠れない原因には、ストレスや疲れといった心理的なもの、時差ぼけなどの環境変化、生活習慣、身体的原因など様々ありますが、原因がわかっても自分ではどうにも変えられないことも多いでしょう。ところが、それ以外にも私たちを不眠に陥らせる原因があります。それは、睡眠環境と運動不足です。
睡眠に悩まされたら、マットレスを見直そう
ぐっすり眠れない時は、原因がマットレスにある可能性があります。睡眠の質低下が気になったら、まずはマットレスを見直してみましょう。
身体をしっかり休めるためには高反発マットレスが理想
人間の理想の寝姿勢は、まっすぐ立っているのと同じ背骨の状態と言われています。ところが、マットレスが体に合っていなかったり、へたってきていたりすると、腰が沈んで「くの字」になり、正しい寝姿勢を保てなくなってしまいます。
たっぷり寝たはずなのに身体が休まった気がしない場合や、朝起きた時に腰などに不快感がある場合は、正しい寝姿勢を保てる高反発マットレスに変えることで改善される可能性があります。
自分に合った高反発マットレスの探し方
高反発マットレスにも色々なタイプがあり、反発力も様々です。ぜひ、自分にどのマットレスが合うのかを探してみてください。
運動不足と睡眠の質には密接な関係がある?
様々な研究により、ぐっすり眠れないことと運動不足には関連性があるということがわかっています。しかし、便利な生活に慣れた現代人は、それと引き換えに質の良い睡眠を手放してしまったと言えるかもしれません。仕事はデスクワーク中心で座ってばかり、移動には車や電車を使用し、仕事終わりには家の中でテレビやスマホを見て過ごす・・・という日常では、運動をする機会を作るのは難しいでしょう。
そこで、そんな毎日の中に取り入れやすい運動をご紹介します。
睡眠の質を高めるためにおすすめの運動や時間帯は?
睡眠不足の解消には、運動はとても良い方法です。ですが実は、どんな運動でも睡眠不足解消につながる訳ではありません。ここでは、睡眠の質を高めるおすすめの運動や時間帯を紹介します。
睡眠の質を高めるためにおすすめの運動
適度に身体を疲れさせる運動、そして自律神経の機能が向上するような運動がおすすめです。例えば、ジョギング、水泳、サイクリングなどが良いでしょう。1日に20〜30分運動するだけでも充分効果が期待できます。
おすすめの時間帯は?
おすすめの時間帯は朝です。太陽の光を浴びることで、体内時計を正しい時間に合わせることができます。忙しくて運動の時間を確保できない方は、少し早めに家を出て通勤の時間を運動に充てると良いでしょう。
夜に運動をする場合は、運動量と運動する時間に注意が必要です。寝る前に体をクタクタにした方が快眠できるのではと思いがちですが、過剰な運動は交感神経を活発にし、入眠の妨げになることもあるのです。もし夜に運動をするなら、寝る3時間前までに、スロージョギングやウォーキングといった「有酸素運動」をするのがおすすめです。
睡眠の質を下げてしまう?運動をする上で注意したい点
運動をするのはとても良いことではありますが、間違った方法で運動をしていると、逆に睡眠の質を下げてしまうこともあります。睡眠の質を高める目的で運動をする場合は、下記の点に注意しましょう。
夜は激しい運動を避ける
激しい運動をすると、アドレナリンが分泌されて目が冴えてしまいます。寝る前に激しい運動をすることで、寝付きの悪い状態を習慣付けるキッカケにもなってしまいます。激しい運動は、夜ではなく日中がおすすめです。
定期的に運動する
質の高い睡眠習慣を身につけるためには、定期的な運動が欠かせません。大切なのは、運動の量ではなく継続的に行うことです。目安としては、週2回以上、1回に約30分が理想。無理のない範囲で体を動かすのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。良い睡眠をとるためには、体をほどよく疲れさせるのが一番です。適度な運動をして夜はぐっすり眠ることで睡眠不足を解消し、快適な毎日を送りたいですね。