ラテックスマットレスをご存知ですか?
マットレスには、高反発、低反発など色々なタイプのものがありますが、そのなかでもいま特に注目されているのは、寝返りをうちやすく楽に眠れるとして愛用者がどんどん増えている高反発マットレスです。
今回は、高反発マットレスの中でも特にリッチな素材として知られるラテックスマットレス「K18 ラテックス360」をご紹介します。
K18 ラテックス360とは
K18シリーズは、ライズTOKYOが元プロ野球選手の桑田真澄氏とのコラボレーションにより開発したマットレスです。
ラテックスマットレスとは?
ラテックスとは、天然ゴムの樹液のことです。ゴムの木を少し傷つけると樹液が出てくるので、それを採集して発泡させ、マットレスの形にしています。ラテックスマットレスは日本ではそれほど馴染みがありませんが、欧米ではホテルや病院などでも多く使われている高級マットレスです。
カバー
写真左:表面(竹レーヨン)
写真右:裏面(メッシュ)
K18 ラテックス360のカバーは、表面が竹レーヨンという素材で中綿が薄く入っています。見た目はフリースのようにも見えますが、よりしっかりした素材で、肌当たりはやさしい感触。竹レーヨンは近年タオルにもよく使われている素材で、吸水が良く丈夫なため、筆者はここ3年ほど竹レーヨンのタオルを使用しています。
マットレス裏面は通気性の良いメッシュ地になっています。
表面はレーヨン100%、裏面と中綿はポリエステル100%。洗濯表示は「手洗い」「ウェットクリーニング(極弱流)」「日陰で吊り干し」となっています。
マットレス中材(本体)
外側カバーの中には、さらに薄いカバーのかかった中材が入っています。写真では分かりづらいですが、中材は大きく2層構造(細かくわけると4層構造)になっており、上の層がラテックス、下の層がアンダーマットになっています。下の層のアンダーマットの素材はポリエチレンフォームと書かれていますが、さわった感じはかためのウレタン、もしくはしっかりした発泡スチロールのような手触りです。このアンダーマットは、通気性の良いメッシュ構造になっています。
かためのウレタンのような手触りと言うと、一直線でかたいマットレスがイメージされるかもしれませんが、実はかたいながらもしなやかに丸まる素材なので、このように丸めることができます。
かたさ&沈み込み具合をチェック
人が寝ているとき、体の各部にはそれぞれどの程度の体重がかかっているかご存知ですか?一般的に、頭部には体重の約8%、腰部には体重の約44%がかかっていると言われています。
体重50kgの人の場合・・頭部:約4.0kg 腰部:22.0kg
体重70kgの人の場合・・頭部:約5.6kg 腰部:30.8kg
つまり、これだけの重さがマットレスにかかっていることになります。
マットレスのかたさ&沈み具合をチェック
ラテックスマットレスは、高反発マットレスのなかでも比較的やわらかく、かつしっかり反発するので寝心地が良いと言われています。そこで、実際に一般的なマットレスとどの程度違うのか、試してみました。一般的なベッドマットレスと、K18 ラテックス360それぞれにおもり10kg(2.5kg×4枚)を乗せて、沈み込み具合を比べてみます。
一般的なベッドマットレスに10kgのおもりを乗せた場合
一般的なベッドマットレスに10kgのおもりを乗せた場合、おもりを横から見ると、4枚のうち2枚は沈んでしまって見えません。10kgのおもりでこれだけ沈むということは、20kg以上の重さがかかる腰部はさらに深く沈み込んでいることが予想されます。
K18 ラテックス360に10kgのおもりを乗せた場合
K18 ラテックス360に同じおもりを乗せた場合は一番下の1枚が沈みましたが、それよりも特徴的なのは、その沈み込み方です。写真では少し分かりづらいですが、一般的なベッドマットレスの場合は周辺全体が沈んでいるのに対し、K18 ラテックス360の場合は、その部分だけがピンポイントで沈んでいます。K18 ラテックス360は、かかった圧に対して180度反対方向に反発するという特徴があるため、このような沈み方をするのだそうです。
K18 ラテックス360にはこのような特徴があるため、大人と子供が隣に寝てもマットレスが傾きにくいとされています。そこで実際に、重さの異なるおもりを2つ並べてみました。
左に1.25kgのおもりを1枚、右に合計10kgのおもりを置いていますが、これだけ近くに異なる重さのおもりを並べても、ほぼ干渉し合っていません。ファミリーで一緒に寝ている家庭には理想のマットレスと言えるのではないでしょうか。
まとめ
高反発マットレス「K18 ラテックス360は、高反発で寝心地のとても良い素晴らしいマットレスです。