![スリープオアシス](https://www.risetokyo.jp/contents/_wp/wp-content/uploads/2018/12/291b170910a6fc1a472ca5d267d2e48c-1.jpg)
すっかり人気が定着した高反発マットレス。そのなかでも知名度がぐんぐん上がっているのが、ファイバーマットレスです。ファイバーマットレスは、これまで人気があったやわらかいタイプのマットレスとは一線を画するかためのマットレスで、一般的なマットレスとは異なり極細の繊維が絡み合った構造をしています。
今回は、腰にトラブルをかかえている人にも人気が高いと言われるファイバーマットレス「スリープオアシス 敷布団兼用マットレス」を試してみました。
スリープオアシス 敷布団兼用マットレスとは
スリープオアシス 敷布団兼用マットレスとは、どのようなマットレスなのでしょうか。まずは、マットレスカバーとマットレス中材(本体)をチェックしてみます。
マットレスカバー
スリープオアシスのカバーは、春夏用と秋冬用の2面構造になっています。春夏用は、通気性がよく肌触りがさらっとしているニットメッシュ。そして秋冬用は、起毛素材で暖かく、ビロードのようにやわらかいミクロマイクロ。どちらの面もキルティングになっており、秋冬用の方が少し厚手のように感じます。
![【レビュー】スリープオアシス 敷布団兼用マットレス Vol.11](https://www.risetokyo.jp/contents/_wp/wp-content/uploads/2019/04/f0342f41b7d9018dbb7a26cb566c658f.png)
写真奥:コットンニット(春夏用)
写真手前:ミクロマイクロ(秋冬用)
カバーをかけたままマットレスを裏返すだけで簡単に春夏用と秋冬用を交換できるので、あたたかい日は春夏用、涼しい日は裏返して秋冬用の面と、その日の気温で使い分けることができそうです。
![【レビュー】スリープオアシス 敷布団兼用マットレス Vol.12](https://www.risetokyo.jp/contents/_wp/wp-content/uploads/2019/04/ddf7bff493a18146fc44cd074942df39.png)
カバーの素材は、春夏用ニットメッシュが綿100%で、秋冬用ミクロマイクロがポリエステル100%。洗濯表示は「手洗いマーク」のように見えたのですが、調べてみたらこれは「洗濯機洗いができる(非常に弱)」というマークでした。数年前に「洗濯機マーク」が廃止され、家庭の洗濯機で洗濯できるものはこのマークになっているそうです。
マットレスの中材(本体)
カバーを開いてみると、マットレスの中材(本体)が中袋に入っています。
![【レビュー】スリープオアシス 敷布団兼用マットレス Vol.13](https://www.risetokyo.jp/contents/_wp/wp-content/uploads/2019/04/4e93d9500e4bd91646d9a54638557fd4.png)
スリープオアシスの中材は、ポリエチレンファイバー製。ポリエチレンとは、ポリバケツの原料としても使われている素材だそうで、それを細いファイバー状にしてからめることでマットレスの形を作り上げています。
![【レビュー】スリープオアシス 敷布団兼用マットレス Vol.14](https://www.risetokyo.jp/contents/_wp/wp-content/uploads/2019/04/d691961e4b978e67fdf53ae219d866aa.png)
細いファイバーがからみあっているため、マットレスの中には空気もたくさん含まれています。この空気層の効果で、夏は通気性がよく、冬は保温力が高いという理想的な環境を作り出しているそうです。
ところで、ポリバケツの素材と聞くと、とてもかたいマットレスを想像してしまいませんか?しかし、このポリエチレンファイバーはとても細いため、ポリバケツのようにかたいわけではなく、このように湾曲させることもできます。
![【レビュー】スリープオアシス 敷布団兼用マットレス Vol.15](https://www.risetokyo.jp/contents/_wp/wp-content/uploads/2019/04/99848b926c17466f316a9d98047ce173.png)
この素材の特徴が、後述する寝心地を生み出しているのでしょう。
マットレスのかたさ&沈み込み具合をチェック
人が寝ているとき、体の各部にはそれぞれどの程度の体重がかかっているかご存知ですか?一般的に、頭部には体重の約8%、腰部には体重の約44%がかかっているそうです。
体重50kgの人の場合・・頭部:約4.0kg 腰部:22.0kg
体重70kgの人の場合・・頭部:約5.6kg 腰部:30.8kg
つまり、これだけの重さがマットレスにかかっていることになります。
高反発マットレスは、腰が沈み込みすぎないのが特長と言われています。そこで、実際に一般的なマットレスの沈み込み具合とどの程度違うのかを調べるために、一般的なベッドマットレスと、スリープオアシス 敷布団兼用マットレスそれぞれにおもり10kg(2.5kg×4枚)を乗せて、沈み込み具合を比べてみます。
一般的なベッドマットレスに10kgのおもりを乗せた場合
![一般的なベッドマットレスにおもりを乗せた場合](https://www.risetokyo.jp/contents/_wp/wp-content/uploads/2019/03/45633b755455c7bfb5d822e40a35d9b7.png)
まずは、一般的なベッドマットレスの上におもりを乗せてみます。4枚のおもりを重ねていますが、このベッドマットレスの場合、横から見ると下から2枚は完全に沈み、下から3枚目も一部沈んでかくれています。10kgのおもりでこれだけ沈むということは、20kg〜30kg以上の重さがかかる腰部は相当沈み込んでいると予想されます。
スリープオアシス 敷布団兼用マットレスに10kgのおもりを乗せた場合
次に、スリープオアシスに同じおもりを乗せてみます。スリープオアシスは、ベッドマットレスの上に敷くことも、1枚で床に敷くこともできるそうなので、今回は両方のパターンで試してみました。
ベッドマットレスの上にスリープオアシスを敷いた場合
上の写真のベッドマットレスの上にスリープオアシス 敷布団兼用マットレスを敷き、その上におもりを乗せてみます。
![【レビュー】スリープオアシス 敷布団兼用マットレス Vol.16](https://www.risetokyo.jp/contents/_wp/wp-content/uploads/2019/04/f86bfce9a4b2f03e0c92350f17483c38.png)
ベッドマットレスに直接おもりを乗せた場合は下の2枚が完全にかくれるほど沈み込んでいましたが、その上にスリープオアシスを敷くと、一番下の1枚が一部かくれる程度の沈み具合。下からしっかり支えられて安定しているように見えます。
カバーを外して中材に直接乗せてみるとこのような感じです。
![【レビュー】スリープオアシス 敷布団兼用マットレス Vol.17](https://www.risetokyo.jp/contents/_wp/wp-content/uploads/2019/04/ace2606285bbf82521fb61227aa813f3.png)
以前から、今使っているベッドマットレスがやわらかすぎることに気付いてはいたのですが、処分のことを考えるとなかなか買い換えに踏み切れずにいました。古いマットレスを処分せずその上に敷いて使えるというのは大きなメリットだと感じます。
フローリングの上にスリープオアシスを敷いた場合
今度は、フローリングの上に直接マットレスを敷き、その上に同じ10kgのおもりを乗せてみます。
![【レビュー】スリープオアシス 敷布団兼用マットレス Vol.18](https://www.risetokyo.jp/contents/_wp/wp-content/uploads/2019/04/844467510bcfbbf3f315421d97c0945b.png)
フローリングの上に直接スリープオアシスを敷いたところ、4枚のおもりのうち一番下の1枚が少し沈む程度でした。やわらかいベッドマットレスの上よりも、フローリングに直接敷いた方が、マットレスの沈み込みが少ないです。
スリープオアシス 敷布団兼用マットレスについて、素材や沈み込み具合などをご紹介しました。次は、実際に寝てみて感じた寝心地などをお伝えします。