2017.06.25

起きたい時に目覚める「自己覚醒」を習得し、快適な睡眠を!

目覚ましをかけても二度寝、三度寝してしまい、いつも朝決められた時間に起きられない・・・。そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?今日は、目覚ましでシャッキと起きられない方のために、起きたい時に自然に目覚める「自己覚醒」について紹介していきます。

目覚まし時計は、人を強制的に覚醒させる道具

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みなさんはどのような目覚まし時計を使っていますか?大きな音が出る目覚まし時計?それとも、止めてもなお鳴り続けるスヌーズ機能を持ったものでしょうか?そのどれもが、実は我々の睡眠を妨げているかもしれないことをご存知ですか?

眠りが深い状態で目覚まし時計の音など外的刺激があると、体は急に反応することができず、覚醒までに時間がかかってしまいます。このように覚醒までに時間がかかると、「熟睡できなかった」と不眠のストレスを抱えることになります。目覚まし時計で起きることは、自分の睡眠リズムを無視して強制的に覚醒させているにすぎないのです。

自己覚醒ができるようになると得られるメリットとは?

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では、目覚まし時計をかけずにどのようにして起きるのでしょうか。その最適な方法といわれているのが「自己覚醒」です。自己覚醒とは、「自発的に目を覚ます方法」です。こう聞くと、意思が強くないと出来ないと思われるかもしれませんが、そうではありません。テクニック的な要素も大いにある方法なのです。

実際に、自己覚醒ができるようになるとどのようなメリットが得られるのか、見ていきましょう。

二度寝をしなくなる

自然に覚醒するため、二度寝が少なくなります。自分の力で起きた方が圧倒的にスッキリし、すぐにベッドから立ち上がることができます。寝坊気味の人にはうってつけの方法と言えるでしょう。

ストレスを感じにくくなる

実は、目覚まし時計をセットする、目覚まし時計を止めるというのは、「早く寝ないと明日起きられない」「明日はきちんと起きられるかな」とストレスのかかる作業です。目覚まし時計をかけないことで、このプレッシャーから自分を解放させることができるのです。

集中力が長く持続しやすい

自己覚醒は、寝起きがよくなるだけでなく日中の活動にも良い影響を与えます。広島大学大学院の松浦氏が発表した「自己覚醒の習慣が睡眠と日中覚醒に及ぼす影響に関する研究」という論文によれば、自己覚醒が習慣になっている人は、そうではない人と比べると起床時にすっきり目覚めらており、日中の眠気が低いということが明らかになっています。より集中して仕事や勉強などに取り組めるということなのです。

自己覚醒を習慣にするために必要な5つのポイント

では、自己覚醒を習慣にするためには一体どのようなことをすれば良いのでしょうか? 5つご紹介します。

1.自分に必要な睡眠時間を把握する

自分に必要な睡眠時間を把握せずに寝る時間、起きる時間を設定していては、慢性的な睡眠不足になってしまいます。睡眠時間にこだわりすぎる必要はありませんが、どのくらいの睡眠であれば1日スムーズに活動できるか、把握しておきましょう。

2.起きる目的を明確にする

起きる目的が明確でなければ、自発的に起きることを習慣にするのは難しいでしょう。例えば、朝早く空いている電車で通勤する、仕事前にジョギングをするなど、明確な目的を決めてみましょう。

3.起きられたら、自分に報酬(ご褒美)を与える

ご褒美が「起きた後に実行すること」と同じであれば、なお良いでしょう。例えば、「朝日を浴びながら走る時間が最高だった」という経験を通して「朝起きれば良いことがある」と脳に記憶されれば、自己覚醒できる確率が上がるはずです。

4.起きる時間を強く念じる、起きられた自分を強くイメージする

起きる時間を強く念じる、起きられた自分を強くイメージすることは、とてもささいなことですが、非常に大切なことです。もしも「起きられない」と諦めてしまえば、起きる意志は弱まってしまうでしょう。

5.睡眠時間にこだわりすぎない

「起きる時間は決めたものの、なかなか寝付けない・・・」こんな時、つい時間を何度も確認して焦ってしまいます。明確な起きる目的があれば、少し睡眠時間が足りてなくても、自然と身体は起きるはず。むしろ、眠いといって二度寝する方が、睡眠の質を下げてしまうのです。

まとめ;「自然に起きて自然に寝る」という当たり前の習慣が大切

いかがでしたでしょうか?起きるのを目覚まし時計に頼りきりにしている人も多いかもしれませんが、人間は、朝日が登れば自然に起き、日が沈み暗くなったら自然に寝るというのが本来の生活リズムです。つまり、それに従うのが、健全で健康的な生活を送るための方法と言えるでしょう。ぜひ、参考にしてみて下さい。

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