生活習慣が原因の腰トラブルを抱えている人が増えています。生活習慣が原因になっている場合、一度かかえてしまうと繰り返すことも多いため、治ったと思っても何かのきっかけで再発してしまった経験を持つ人も多いでしょう。近年、腰のトラブルの原因として新しい研究結果が発表され、その予防法が大きく話題になっています。
腰トラブルの原因になる生活習慣とは？
姿勢が悪い
日頃から姿勢が悪かったり、デスクワークや立ち仕事で長時間同じ姿勢でいたりすると、体に負担がかかって徐々に悪化していきます。できるだけ姿勢を良くし、仕事中もときどき休憩を入れてストレッチなどをすることで体の負担を減らすことができるでしょう。仕事中の姿勢が原因の場合は一度治っても同じ原因で再発する可能性が高く、ある日突然痛みが出て動けなくなることもあります。不調を感じたらなるべく早く安静にするなど、早めに対応しましょう。
負荷の高い仕事や運動をしている
立ちっぱなしの仕事や、重いものを運ぶ仕事、またはスポーツで無理をしたことなどが原因で腰に負荷をかけてしまうことがあります。仕事中は定期的に休憩を入れる、重いものを持つときは腰だけでなく体全体で支える、運動前にしっかりウォーミングアップをするなどの工夫で体の負荷を少しでも減らしましょう。
寝返りが少ないことも原因に！？
自分に合っていない寝具を使っていることが原因で、体の不調を引き起こしている場合もあります。寝返りと体調の関係についての研究結果が発表され、昨年テレビでも話題になりました。人間の体には凹凸があるため、同じ姿勢で長い時間寝ていると腰や肩甲骨などが圧迫されて負担がかかり、痛みが出たり、血管が圧迫されて血流が悪くなったりします。寝返りを適度にうつことができれば、負担が緩和されて血流も良くなるため、体への負荷を減らすことができるのです。
腰トラブルの予防に！見直したい睡眠環境・睡眠習慣とは？
質の良い睡眠をとるのに必要なのは、「動的睡眠」です。体に疲れをためないようにするには、適度に寝返りを打って、体を自由に動かしながら眠ること。それを実現するための2つの方法をご紹介します。
寝具を見直すースムーズな寝返りには高反発マットレスがおすすめ
近年いろいろな寝具が登場し、機能性マットレスなども次々と開発されています。それぞれの製品がすばらしい特徴を持っているので迷うこともありますが、おすすめは、寝返りを打ちやすい硬めの高反発マットレスです。
寝返りには、血流が滞るのを防いだり、体温調節をして蒸れを防いだりするはたらきがあります。しかしその一方で、寝返りによって眠りが浅くなったり、覚醒してしまったりすることがあるのもまた事実。寝返りによる覚醒を防ぐには、スムーズな寝返りをサポートする高反発マットレスを取り入れるのも1つの方法です。今使っているベッドマットレスの破棄が難しい場合は、ベッドマットレスの上に乗せるタイプの高反発マットッレスも便利です。
そして、マットレスと同様にまくらも非常に重要です。人によって好みがありますが、スムーズな寝返りを促すとされているのは、硬めで高さのきちんと合っている高反発まくら。高さや硬さの合わない寝具は朝起きたときの体のだるさの原因になることがあるため、自分に合ったものを選んで使いましょう。
睡眠習慣を見直すーこわばった身体をほぐすには寝る前のストレッチがおすすめ
デスクワークなどで体がこわばった状態のまま寝ると、体が自由に動かず寝返りがスムーズにできなくなることがあります。それを防ぐためには、ストレッチで体の緊張をほぐしてから寝ると良いでしょう。インターネットや本などを探すとストレッチがたくさん紹介されていますので、自分に合ったものを探してみましょう。
まとめ
生活習慣が原因の腰のトラブルは、一度かかえてしまうと、痛みで夜眠れなかったり、自由に動けないために負担がかかったりして、体のあちこちに支障が出てきます。体の不調があればできるだけ早く治し、再発しないよう日頃の生活習慣を改めましょう。
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