横向きに寝たことにより肋骨が痛くなった経験はありませんか?今回は寝姿勢が原因で生じる身体の痛みの原因とその改善方法についてご紹介していきます。
寝具が合っていないと負担がかかる!?
寝姿勢については諸説あり、一般的にはあおむけが最も理想の寝姿勢とされることが多いですが、横向き寝の方が良いとも言われています。しかし、寝具が自分の体に合っていなかったり、劣化した状態だったりすると、寝ている間に身体に負担がかかって痛みが出ることがあります。
例えば・・・
・枕の高さが低い
・枕の形が身体に合っていない
・枕が沈み込んでしまうほど柔らかい
・マットレスや敷布団の反発力が弱くかたすぎる
・布団の幅や長さが身体に合っていない
・ベッドのバネが劣化している
こういった状態で使用していると、いくら寝姿勢に気をつけていても身体に負担がかかってしまいます。現在お使いの寝具があてはまっているかチェックしてみましょう。
肋骨に負荷をかけている習慣
同じ姿勢で寝ていることによる負荷
同じ姿勢で長時間寝ていると、身体の一部分に大きな負担がかかってしまいます。通常は、特定の部位に負担がかからないように寝返りを打って分散させるのですが、枕が柔らかすぎたりマットレスの反発力は弱いといった理由で寝返りを打ちにくい場合、横向き寝のままの姿勢が長時間になり、その結果、肋骨に過剰な負担がかかってしまいます。
日常生活による体の歪み・疲労
寝姿勢だけでなく、普段の生活習慣が原因で、身体に歪みが出たり疲労が蓄積したりすることがあります。例えば、デスクワークで前かがみになりがちな人の場合は常に肋骨が圧迫された状態になります。いつも同じ肩にバッグをかけていると体のバランスが歪んでしまいがちです。そういったことの積み重ねで痛みが出てしまうこともあるのです。
横向き寝で肋骨が痛くなるのを防ぐ方法
4つの具体的な方法をご紹介します。
1.枕の高さを調節してみる
枕が低すぎると体のバランスが悪くなり、脇から肋骨にかけての負担が増えます。自分の頭の高さに合った枕を選びましょう。すぐに枕を買い替えるのが難しい場合は、タオルを数枚敷いて高さを調整するだけでもかなり緩和されるでしょう。
2.寝返りをサポートする枕に変える
前述したように、寝返りを打たないで寝ていると同じ姿勢で寝ることになり、特定の部位に負荷がかかります。柔らかすぎる枕は、沈み込んでスムーズに寝返りを打てない原因になります。適度な硬さがあり、首の形に合っていて寝返りをサポートする高反発枕をおすすめします。
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3.適度なかたさのマットレスに変えてみる
敷布団やマットレスがただただかたすぎると、肋骨を強く圧迫してしまう恐れがあります。
身体にあっているかたさで高反発のマットレスを使用することで、身体が寝返りしたいと感じる時に高い反発力が寝姿勢を変える助けをし、肋骨への負荷も軽減されます。
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4.こまめに姿勢を変え、ストレッチをする
デスクワークが多い人の場合は、同じ姿勢を長時間続けないように気をつけましょう。作業中にこまめに伸びをする、離席する、可能ならストレッチをするなどして、体を歪めないように意識するだけでも効果があります。
まとめ:寝具と生活習慣を見直して、肋骨の痛みを解消しよう
寝姿勢などの睡眠習慣や生活習慣が原因で起こる体の痛みに気付いたら、早めに対処しましょう。痛みが蓄積すると、体の他の箇所へも影響をおよぼします。これを気に、日頃の習慣を一度見直してみませんか?