アロマオイルを使ったことはありますか?良い香りがしてリラックスする、寝る前に焚くとよく眠れる、というイメージがありますが、アロマオイルとはいったい何なのか、人間の体にどのように影響するのかをご存知の方は多くないかもしれません。アロマオイルにも種類があり、体への影響も様々です。今回は、そんなアロマオイルについて解説していきます。
アロマオイルって何?
「アロマオイル」と言うと、小さな瓶に入っているオイルや、インテリアショップなどで加湿器から出ている良い香りの蒸気を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。小瓶に入ったオイルは植物から抽出されたもので、100%植物由来のものには「エッセンシャルオイル」「精油」という名前がつけられています。では、アロマオイルとは何のことを指すのでしょうか。
「アロマオイル」という名称は、良い香りのするオイルの総称として使われています。100%植物由来のエッセンシャルオイル以外にも、合成のフレグランスオイルなどがすべてまとめて「アロマオイル」と呼ばれています。
エッセンシャルオイル(精油)の効能と使い方
エッセンシャルオイルには、200以上の種類があると言われています。ラベンダーやカモミールなどが有名ですが、その他にも様々な植物から抽出されたオイルがあります。では、エッセンシャルオイルの香りにはどのような効能があるのでしょうか。
エッセンシャルオイルの効能とは?
エッセンシャルオイルをよく使う人は、主にリラックスを目的として部屋で焚くことが多いかもしれません。部屋にいるときや寝る前に焚くと気持ちが静まり、安眠につながると言われています。
リラックス以外にもさまざまな効能があります。ストレス解消したいとき、二日酔いのとき、冷え性や花粉症を改善したいときなど、それぞれの症状によって適したオイルがあり、風邪予防などもできるとされています。本やインターネットなどに多くの情報が載っているので、調べてみると良いでしょう。ただし、妊娠中など症状によって相性が良くない場合もあるため、避けた方が良いオイルもあわせて調べておくことをおすすめします。
エッセンシャルオイルが体にはたらきかける仕組み
エッセンシャルオイルはどのようにして人間の体に影響を与えるのでしょうか。一説によると、エッセンシャルオイルの粒子の凹凸は人間の鼻の奥にある凹凸とぴったりはまる構造になっており、それがぴったり合うことで体に浸透し、さまざまな作用をするそうです。
エッセンシャルオイルの香りは直接脳に作用し、気持ちを沈めてリラックスさせます。また血管に入って全身をめぐることで、効果のある器官に作用します。ウィルスに対する作用があるとされるオイルの場合は、全身をめぐることによる抗ウィルス効果も期待されています。
エッセンシャルオイルの使い方
専用ポットやディフューザーに入れて焚く
エッセンシャルオイルは、専用のポットやディフューザーに水と一緒に入れて温めるというのが最もポピュラーな使い方です。また、近年はオイルを入れて使うタイプの加湿器も種類が豊富に揃っており、とても人気があります。温めて良い香りを漂わせるというのが基本の使い方です。
化粧水やマッサージオイルに入れる
化粧水やハンドクリーム、石鹸などを手作りしている人は、そのなかにエッセンシャルオイルを数滴入れたり、マッサージ用のオイルに混ぜたりといった使い方をすることがあります。香りをかぐことにより精神状態が落ち着いたり、その成分が皮膚から浸透することにより体に影響したりといったことが期待されていますが、肌に合わないこともありますので、じゅうぶん注意して使用してください。
まとめ
エッセンシャルオイルにはさまざまな効能があると言われています。寝る前に鎮静作用やリラックス作用が期待されているオイルを焚くと、副交感神経が優位になって眠りに入りやすくなるでしょう。自分に合うオイルを見つけて、ぜひ生活に取り入れてみてください。