赤ちゃんの寝かしつけ。子育てのなかでもよく話題にのぼるトピックの1つです。「赤ちゃんは寝るのが仕事」と言われますが、寝付くのに少し時間がかったり、ベッドに寝かせると泣き出したりと、寝かしつけで苦労することもあるのではないでしょうか。今回は、赤ちゃんの寝かしつけについて紹介していきます。
赤ちゃんの寝かしつけ法
本やインターネットで調べてみると、たくさんの方法が紹介されています。赤ちゃんによってそれぞれ合うものが異なり、タイミングによっても変わりますので、ぜひ色々な方法を試してみてください。
おくるみでくるむ
新生児に有効なのが、おくるみ。生まれたばかりの赤ちゃんはホールドされているのを好む傾向があり、泣いている時にくるむだけで泣き止んでしまうこともあります。くるむ方法は色々あるので、育児本やインターネットなどで調べてみましょう。くるむ時はきつすぎないように注意する必要がありますが、ゆるすぎても効果がありません。安全で上手にくるむ方法を練習してみましょう。
音楽をかける
大人もそうであるように、ゆったりした音楽をかけると眠りに入りやすくなります。赤ちゃん向けのスリーピングミュージックなども数多く販売されていますが、一般的なヒーリングミュージックなどもおすすめです。
お気に入りグッズを用意する
タオルや毛布、小さいぬいぐるみなど、お気に入りのものがあると早く眠れる赤ちゃんも多いです。ただし、頼りすぎてしまうと、それがないと眠れなくなってしまうというデメリットもあるため、あえて取り入れないようにしている家庭もあるようです。
ベビーマッサージ
日本でも近年人気があるベビーマッサージ。海外では以前から一般的で、多くの家庭で取り入れられています。さまざまな効果がありますが、体をリラックスさせる効果もあり、ぐっすり眠れるようになると言われています。各地でベビーマッサージ教室が開催されていますので、一度参加してみると良いでしょう。
海外の「スリープトレーニング」
海外の赤ちゃんの睡眠事情は、日本のそれとは少し異なります。以前は生後すぐから別室で寝かせることの多かった欧米でも、現在は乳幼児突然死症候群などのトラブルを防ぐため、生後6ヶ月くらいは大人と同じ部屋で寝かせるようになりました。ただし、同じ部屋であっても添い寝ではなくベビーベッドを使い、1人で寝付くようにさせている家庭が多いようです。では、どのようにすれば1人で寝られるようになるのでしょうか。欧米などでよく知られているスリープトレーニング方法を紹介します。
まずは1分、1人で寝かせる
眠くなった赤ちゃんをベビーベッドに寝かせ、親はそばを離れます。赤ちゃんが泣きだしても、1分間はそのままにして見守ります。親はこの間も目を離さず、赤ちゃんの視界に入らないところで見守ります。
次は3分、1人で寝かせる
1分たったら赤ちゃんのそばに行きます。このとき決して抱き上げることはせず、ベッドに寝かせたまま話しかけるなどします。数分たったら再び赤ちゃんのそばから離れ、今度は3分間そのままにして見守ります。
少しずつ間隔を長くする
同じように、5分、10分・・と、寝付くまで繰り返します。初日は寝付くまでに時間がかかってしまいますが、多くのケースでは日に日に寝るのが早くなっていき、最後には泣かずに寝られるようになるというのがこのスリープトレーニング法です。なお、筆者の知人もこれを生後6ヶ月のときに始め、5日でトレーニング完了。以降、寝かしつけや添い寝は不要になったそうです。
成功のポイント
このトレーニングを行う際に大切なのは、危険がないように見守ること、決して抱き上げないこと、そして、始めたら毎日続けることの3点です。一度でも抱き上げたり中断したりすると、最初からやり直しになるだけでなく、成功しにくくなると言われています。
まとめ
子どもの育て方はそれぞれ異なり、正解はありません。いろいろな寝かしつけ方法を挙げましたが、赤ちゃんによって合う方法は違うでしょう。家庭の事情に合った方法を選び、楽しい子育てをしてくださいね。