ペットは私たちに癒しを与えてくれる大切な家族。最近は気温が下がってきたこともあり、夜は大好きなペットと添い寝をするという方も多いのではないでしょうか。しかし、そのことが人間の睡眠不足の原因になっているということは、意外と知られていないかもしれません。
今この記事を読んでいる方の中にも、ペットと添い寝をするようになって、寝不足を感じるようになった方がいるのではないでしょうか。今回は、ペットとの添い寝と睡眠の関係について、紹介していきます。
添い寝で寝不足になってしまう要因とは?
ペットとの添い寝で寝不足になるのはなぜなのでしょうか。主な要因をご紹介します。
睡眠リズムの違い
添い寝をしていると、ペットが起きることによって人間も目が覚めてしまうことがあります。ペットの中でも猫はとりわけ深夜や明け方に活動する性質を持っており、人間の生活リズムに慣れやすい犬の場合も夜中に起きて水を飲みに行ったりすることがあります。添い寝をしているペットが動くことにより、人間の睡眠が妨げられてしまうのです。
夜中に吠える
犬によっては、ちょっとしたことで吠えることもあるでしょう。夜中に家の前を誰かが通ったり、近隣で何か物音がしたり、そういったことで吠えてしまう場合があります。
寝姿勢が不安定になる、眠りが浅くなる
ペットと寝ていると、ペットのいる場所を避けて寝ることになるため、どうしても寝姿勢が不自然になったり、寝返りを打てなくなったりします。また同時に、ペットを潰さないように、蹴らないようにと無意識に気にするため、睡眠が浅くなってしまうこともあるでしょう。その結果良質な睡眠がとれなくなり、疲れが翌日に残ってしまうのです。
ペット、飼い主ともに快適に眠れる大切なポイント5つ
ペットとの添い寝により睡眠の質が下がるのを防ぐ方法はあるのでしょうか。
エアコンなどで室温を調節する
ペットは室内環境に非常に敏感です。暑かったり寒かったりすると、そのせいでペットが熟睡できなくなる場合があります。夜中に起きる頻度を減らすためには、部屋を適温にするなどの方法でペットが快適に過ごせる環境を作るのが有効です。
人間のベッドに、犬や猫用の階段をつける
人間がベッドで寝ている場合、ペットが飛び乗ったり飛び降りたりする衝撃で夜中に目が覚めてしまうことがあります。それを軽減するために、ペットが自由に昇り降りできる階段を設置することをおすすめします。
そもそも小型犬の場合、高いところから飛び降りるのにはリスクがあり、飛び降りによる負荷が積み重なって将来の怪我につながる可能性もあります。ソファやベッドにのぼらせるのであれば、階段を設置することで、ペットの怪我と人間の睡眠不足の両方を軽減することができるでしょう。
寝具を大きめのサイズにする
ペットと一緒に寝るのであれば、人間の寝る寝具をひとまわり大きくするのもおすすめです。寝具のサイズが大きければ、ペットと一緒に寝ていても寝返りを打つことができ、楽な姿勢で眠ることができるでしょう。
ペットの寝床で寝るようにしつける
もし可能であれば、今からでも添い寝をやめ、ペットはペットの寝床で寝るよう訓練するのが最も良い解決方法でしょう。人間の寝室で寝ることに慣れてしまっている場合は難しいかもしれませんが、もう一度しつけることができれば、ぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
ペットとの添い寝による寝不足の原因、対策についてご紹介しました。ペットとの添い寝による睡眠不足や睡眠の質低下を防ぐためには、ペットと飼い主の双方が熟睡できる環境を整えることが大切です。ぜひ参考にしてみてください。