長距離ランナーの成長に不可欠な3つの柱
「一流の長距離ランナーになるためには、生活のリズムとサイクルを整え、継続的にトレーニングをする必要があります」。と、大学駅伝の常勝校であり、大学の長距離シーンをリードする青山学院大学の原晋監督は言います。
「長距離走は、強度の高い練習を何回かやれば短期間で能力が伸びるというものではありません。コツコツと走る練習を積み重ねる、ケガの予防のために日々ケアをする。当たり前のことを高いレベルで、そして継続的に行わなければパフォーマンスは上がっていきません。そのためには、規則正しい生活が必須になります」
日々の積み重ねが如実に走りに現れるのが長距離走。スタートラインに立ち、号砲が鳴った後は、自分の身一つでゴールまで走り続けなければいけません。走っているときは誰かに頼ることはできず、誤魔化しもきかないシビアな競技です。
「強い長距離ランナーになるためには、練習、栄養、睡眠という3つの柱が重要で、どれも疎かにすることはできません。質の高い練習をするのは当然ですが、いくら練習ができても、栄養が足りていません、寝不足です、ではパフォーマンスは上がるどころか低下してしまうでしょう」
“青トレ”と呼ばれる体幹トレーニングと練習前後のストレッチ、練習後の徹底したアイシングと速やかな栄養補給。走る練習以外の部分にもフォーカスして、その質を徹底的に高めていくのが青山学院大学のスタイルです。
「いくら走る練習を頑張るといっても、1日に走れる時間、距離というのは限られています。そして、練習の疲労を抜いてしっかりとリカバリーしなければ、翌日のトレーニングの質が下がってしまいます。継続的に質の高い練習をしていくためには、アイシングやストレッチなどの体のケア、食事や睡眠の質も上げていく必要があるのです」
睡眠の質を追求する。そのために原監督が選手たちの生活する町田寮に導入を決めたのが、ライズの高反発スリープオアシスマットレスと枕です。
「ライズとの出合いは、菅平の合宿先の草笛山荘でした。高反発マットレスが全身をしっかりと支えてくれたからでしょう、目覚めたときの感覚が今までとまったく違いました。睡眠による疲労回復には以前から着目していましたが、このマットレスは間違いなく睡眠の質を高めて体のリカバリーをサポートしてくれそうだと感じたのです」
町田寮へのスリープオアシスマットレスと枕の導入後、その高い効果を実感していると言います。
「特に激しいトレーニングをした翌日は、選手たちの仕草や表情を注意深く見るのですが、マットレス導入後は追い込んだトレーニングの翌日もそこまでダメージがなさそうだな、リカバリーできていそうだなというのを感じます。私自身、昔から悩まされていた腰痛の状態もいいですし、朝起きたときの体のコンディションが以前よりも良くなっている気がします」
目覚めが良ければ、1日のスタートが軽快にきれるでしょう。そうすれば自ずと生活のリズム、サイクルが整っていきます。だからこそ睡眠の質が大切なのだと原監督は繰り返します。
「1日24時間の中で、選手たちの睡眠時間はおよそ8時間。練習している時間よりも眠っている時間の方が長いわけですから、ここの質を追求しない理由はないですよね」
1番を目指すためには、1番のものを揃えていく必要があると原監督は考えているそうです。
「やっぱり1番は1番を呼ぶということがあるのではないかと。我々は陸上競技で1番を目指していますが、さまざまな分野で探究心をもって熱心に取り組まれている人たちが作るものを、積極的に取り入れるようにしています。そうすることで、より1番に近づいていくのではないかと思うのです」