「女優 古村比呂の HIRAKU TO スイミン・スイッチ」イベントレポート Vol.2
2019年7月6日（土）に開催された「HIRAKU TO スイミン・スイッチ」。古村比呂さんの呼びかけで集まった参加者の中には、東京都内、千葉県、埼玉県のほか、飛行機に乗って沖縄から参加された方もいらっしゃいました。イベントレポート Vol.1に続き、セミナーの内容や交流会の様子などをお伝えします。
睡眠の質を高めるヒント（RISE睡眠コンシェルジュ 青野麻紀子）後編
スイミン・スイッチ
これは、参加された方への事前アンケートで出た睡眠に関する悩みをまとめたものです。「寝つきや眠りの深さについて」「がんと睡眠の関係」「更年期の睡眠対策」について知りたいという声を多くいただきました。
「寝つきが悪い」「眠りが浅い」を改善する方法
人間の脳は、起きて活動している時には交感神経が優位になり、寝ている間は副交感神経が優位になります。しかし何らかの理由で寝ようとしても交感神経が優位な状態になってしまうと、寝つきが悪くなったり、眠りも浅くなったりしてしまいます。
それを改善する鍵になるのが、「スイミン・スイッチ（入眠ルーティン）」です。
まずは、毎晩寝る前にストレッチをする、本を読む、アロマを焚く、お気に入りのパジャマに着替えるなど同じ行動をとることで、身体に入眠ルーティンを覚えさせて眠る準備をしましょう。身体がそれを覚えると、その行動をとっただけで「スイミン・スイッチ」がONになり、自然と副交感神経が優位になるように習慣化されていきます。
スイミン・スイッチは人それぞれ。何でも構わないので、ぜひ自分に合ったスイミン・スイッチを見つけてみてください。詳しくは、スイミン・スイッチWEBサイトでご紹介しています。
これは、古村さんおすすめの「ウェーブ ストレッチ リング」です。マッサージ効果があり、自分の力で身体をゆるめることができて、とてもリラックスします。参加者の中にも、使ったことがあるという方がいらっしゃいました。
がんと睡眠の関係
がんの治療中の方が夜ぐっすり眠れないのは、副作用などで昼間の活動量が少なくなってしまうことも原因の一つと考えられます。その場合は、可能な範囲で歩く、ストレッチをするといった活動を増やすことで改善されていく可能性があります。
また、15時以降に昼寝をすると夜の睡眠に影響してしまうので、昼寝は15時まで、時間は15分〜20分程度までにしておくのがおすすめです。
更年期の睡眠対策
更年期の様々な症状により眠れない場合は、アロマを焚くと良いと言われています。人間の五感の中でも臭覚は寝ている間もはたらいていて、ダイレクトに脳に入ってくるので、更年期の睡眠トラブルにもアロマは非常に効果的。ラベンダー、白檀、サンダルウッドなどリラックスできる香りがおすすめです。
また、ホットフラッシュは体温の調節ができないことによって生じるものなので、パジャマや寝具を通気性の良い天然素材のものに変えることでも改善されます。
睡眠の質を高める2つのポイント
24時間をデザインする
睡眠の質を高めるためには、夜だけではなく朝の行動がとても重要です。
朝起きたらすぐに太陽の光を目に入れましょう。人間の体内時計は約25時間になっているので、朝起きて太陽の光を浴びることで24時間にリセットすることができます。
そしてもう一つ、朝食もとても大切です。朝食で「トリプトファン」という成分を摂取すると10時間後に「メラトニン」という睡眠に必要なホルモンに変わることから、朝食に「トリプトファン」を含む食材を取り入れると良いと言われています。「トリプトファン」は、乳製品や卵などの動物性タンパク質や、納豆、豆腐、バナナなどに含まれています。
敷寝具を見直す
正しい姿勢で眠ることは、睡眠の質を高めるためにとても重要です。
やわらかいマットレスに寝ていると、どうしても腰が沈んだり背中が丸まったりして、寝返りが打ちづらく、身体の痛みや睡眠の質低下を引き起こしやすくなります。そこでおすすめしたいのが、身体を下からしっかり支えて正しい寝姿勢をサポートしてくれる「高反発マットレス」です。「高反発マットレス」は、身体の沈み込みを軽減するだけでなく、腰などに圧が集中することも防いで床ずれ予防にもなります（体圧分散）。
高反発マットレスは、寝ている間の体温調整にも効果を発揮します。通気性が高く寝返りしやすい高反発マットレスは、蒸れを軽減して、暑くて目が覚めるのを防ぐ効果があります。
睡眠の質を高めるためには、高反発マットレスがおすすめです。
高反発マットレス体験
セミナーの休憩時間には、参加された方々にRISEの高反発マットレスや高反発まくらを体験していただきました。実際に愛用されている古村さんに、寝心地や使い勝手などたくさんの質問が寄せられました。
横になってみた方からは、「背中が伸びて楽に横になれる」「寝心地がとてもいい」「他社の類似製品を知っていたけれど価格が高くて手が出なかった」「興味があったので体験できて良かった」など、嬉しい感想をたくさんいただきました。
古村さんおすすめの「スリープオアシス モバイルパッド」は、小さく丸めてどこにでも持ち運べるのでとても便利です。購入された方には、古村さんからサインを入れるプレゼントもあり感激されていました。
参加者記念品
これは、今回のセミナーで参加された方々にプレゼントした「エアライズ モバイルケット」です。カバー生地と中綿に特殊な素材を使用しており、保温力が高いのに寝汗などの湿気はしっかり逃すという便利な軽量ケットです。室内で使用するのはもちろん、コンパクトなので車での移動中や屋外でのスポーツ観戦にもおすすめ。洗濯機で丸洗いできます。
古村さんを囲んでの交流会
休憩後は、古村さんを囲んでの交流会でした。自己紹介から始まり、今の病状、悩んでいること、困っていることなどをお互いに話し合い、情報交換が行われました。
参加者全員の名前を覚え、皆さんの話を真剣に聞く古村さん。メモを取りながら懸命に話を聞き、ご自身の経験を話したり、逆に参加された方に質問したりして、皆さんと同じ目線で話をなさっていたのが印象的でした。
今回初めて、がんサバイバーの方々とお話をさせていただき、睡眠に対するお悩みの声をたくさんお聞きしました。スイミン・スイッチや高反発マットレスを通じて、みなさまのお悩みが少しでも軽減されるとうれしいです。RISEはこれからも、すべての人に健康睡眠を届ける活動を続けてまいります。
